八阪神社(下之宮)

 唐人澪まち歩きの途中大正区三軒家東で「八阪神社」。

 此の地では最も早く守護神として素盞鳴尊を勧請した神社と伝えられ、当社地から北西600mほどにも「八坂神社」が鎮座して両社合わせて「八坂神社」とされる様ですが、こちらは「下之宮」あちらは「上之宮」と称され、八坂の坂の字が下之宮は「阪」、上之宮は「坂」の字を使います。

 大正区では、明治末期の神社合祀で当社以南の神社は二社しか現存していない様で、港湾地区で倉庫ばかりが目立つ大正区ですが、何となく寂しい様には何時も感じます。

 1647年 中村勘助(木津の勘助)の勧請と伝わり、家屋が三軒しか存在しなかった事から「三軒家」と名付けられた当地の同社創建時はどんな風景だったんでしょうか。

 処で「木津の勘助」ですが、今に伝わる剛毅な逸話から「侠客」扱いされる様ですが、わたしは土木技術者だったんだと思っています。

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拝殿。
左の赤い鳥居は境内社のお稲荷さん。f:id:jotoyumekoi:20210301002711j:plain

御神木の大楠。f:id:jotoyumekoi:20210301001743j:plain

朝鮮通信使が見た大坂 ~講演会並びに街歩き~(後半)

 「朝鮮通信使川御座船を考える会」講演会と街歩き会、後半の街歩きに出ます。

 全体の流れは「唐人澪」と言われ埋め立てられた旧尻無川跡道を歩きますが、2017年11月4日 同会で行われた「~水の朝鮮人街道~ 『唐人澪』探訪ウオーク」の南北逆コースを巡る事に成ります。

 

江之子島文化芸術創造センターから阪神高速高架下をくぐり南に向かいます。f:id:jotoyumekoi:20210301001437j:plain

大渉橋から木津川。
左のマンション辺りに大坂冬の陣「博労渕砦」が有ったと推定されています。f:id:jotoyumekoi:20210301001448j:plain

尻無川跡碑。f:id:jotoyumekoi:20210301001459j:plain

旧尻無川川筋。松島公園に向かいます。f:id:jotoyumekoi:20210301001511j:plain

松島公園の松島橋親柱。f:id:jotoyumekoi:20210301001525j:plain

松島公園「九条島と朝鮮通信使」碑。f:id:jotoyumekoi:20210301001540j:plain

梅本橋・顕彰碑。
「戎島渡し」廃止後架けられた橋で、川口居留地への接続橋。f:id:jotoyumekoi:20210301001552j:plain

松島公園から「竹林寺」。f:id:jotoyumekoi:20210301001602j:plain

竹林寺に葬られた朝鮮通信使随行員「金 漢重」の墓碑と供養塔。f:id:jotoyumekoi:20210301001613j:plain

千代崎橋で大澤館長の解説を聞いていますが、私は聞き漏らしました。f:id:jotoyumekoi:20210301001625j:plain

若松橋から道頓堀川水門。f:id:jotoyumekoi:20210301001638j:plain

JR大阪環状線「木津川橋梁」f:id:jotoyumekoi:20210301001647j:plain

百済橋碑。f:id:jotoyumekoi:20210301001659j:plain

難波島の地名が残る抽水所。f:id:jotoyumekoi:20210301001712j:plain

木津川に架かる阪神高速道路橋沿いの歩道橋から緑色の木津川水門。f:id:jotoyumekoi:20210301001722j:plain

木津川沿い三軒家川に面した「浅野造船所 大正マリーナ」。
三軒家川は難波島を東西に分ける形で掘られた運河。f:id:jotoyumekoi:20210301001733j:plain

阪神高速高架北側の八坂神社の御神木。
この後JR大正駅まで戻り解散。f:id:jotoyumekoi:20210301001743j:plain

朝鮮通信使が見た大坂 ~講演会並びに街歩き~(前半)

 藤井さんの「朝鮮通信使川御座船を考える会」主催、講演会と街歩き会です。

 前半の講演会は昨年4月に大阪歴史博物館館長に就任された大澤館長の「朝鮮通信使が見た大阪」。

 1607年から1748年まで12回に及んだ朝鮮通信使も全てが同じコースを辿った訳ではなく、外洋船6隻で大坂に到着した後の停泊地が前半と後半では違っていて、前半は安治川河口の伝法辺り、後半は木津川河口の三軒家辺りに成りそれに伴い日本側が用意した御座船乗船地や航路も違ってくるので、その辺りを大澤館長が古地図や朝鮮通信使が残した日記(朝鮮側の公式記録?)の記載事項と照らし合わせながら解説して頂きましたが、専門家らしい視点で大変興味深い内容に成って、後半の街歩きに奥行きを持たしてくれてます。

 

大阪府江之子島文化芸術創造センターf:id:jotoyumekoi:20210214130753j:plain

二階に上がります。f:id:jotoyumekoi:20210214130802j:plain

会場は2階のルーム 8。f:id:jotoyumekoi:20210214130812j:plain

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大澤館長の講演「朝鮮通信使が見た大阪」。f:id:jotoyumekoi:20210214130830j:plain

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大澤館長と藤井さんから本日の配布資料。f:id:jotoyumekoi:20210214130847j:plain

2021年『Wダイヤモンド富士』

 富士山上空初日の出から約2時間後、富士五湖本栖湖」に浮かぶ「ダブルダイヤモンド富士」TVライブ中継。

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米沢電気工事のクリスマスイルミ 2020

 今年は、春の花見から晩秋の紅葉まで出掛けず年が明ける事に成りそうな雰囲気で、毎年恒例の中之島と御堂筋のライトアップもここ数年にない寒さと新型コロナ感染急拡大なんかも気に成るしで足が遠ざかってますが、家の近くの電気工事会社の大阪支店が毎年工夫を凝らしたクリスマスイルミで楽しませてくれていて、HPを見ると石川県金沢市に本社のある会社エコロジー活動など社会貢献にも積極的に取り組まれてる会社の様ですね。

 壁面の光る大きなクリスマスツリーを見ながら、今年の「Merry Christmas」。

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PIAS GALLERY・CHRISTMAS FAIR

 北区豊崎のピアスタワー1階ピアスギャラリーでの「CHRISTMAS FAIR」最終日です。

 梅田エリアと言っても戦前からの長屋や古民家が立ち並ぶ豊崎地区に突然誕生した化粧品会社の高層タワー本社ビル、以前ギャラリーに行こうとして玄関まで行きましたが短パン・サンダル姿だったのでそのまま入らず帰った覚えが有りますが、今回はご縁を頂いてるPlAS TOWER・PM担当さんからPlAS GALLERYではこの「CHRISTMAS FAIR」が最後の担当イベントに成るとのご連絡を頂き、数日前に痛めた腰を庇い数年ぶりに冬の寒さを思い出させる曇り空の下最終日に到着。

 ギャラリーエリア自体はそれほど広くは有りませんが、エントランス全体はガラス張り壁面からの柔らかな光が差し込み明るく開放的な空間が広がり、たおやかにアート鑑賞に浸れる親しみ感の持てるギャラリーですね。

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中二階がギャラリーエリアです。f:id:jotoyumekoi:20210101021535j:plain

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        ピアスタワー。

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中大江公園のイルミネーションライトアップ

 天満橋近辺で行きつ戻りつしている内に結構時間を食って夕闇が迫って来たので、それならばISまちライブラリーでもう少し暗くなるまで待ってから先日見つけた中大江公園のイルミライトアップを見に行きます。

 たぶん地元の地域活動協議会かそれに類する団体が予算立てされてるんだと思いますが、周辺?の親子連れや高齢者で結構賑わってます。

 この辺りはオフィース街だと理解してますが、ISまちライブラリーのスタッフも言ってましたが意外とマンションなどで地元の方が多い街なんですね。

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第133回 特集展示『大阪の灯火具』

 大阪歴史博物館 第133回目の特集展示「大阪の灯火具」は、大阪市文化財協会・大阪市教育委員会による大阪市内の発掘調査で見つかった、奈良時代から江戸時代にかけての灯明皿や発火道具などの考古資料を大阪歴博所蔵の各種資料共々分かり易く展示されています。

  展示は古代・長原遺跡の土師器と須恵器の灯明皿から始まっていて、正倉院文書などから荏胡麻油が主に使われてたと思われ、荏胡麻油は江戸時代に菜種油や綿実油に取って代わられるまで灯油として使われて居た様ですが、現代でもそうですが荏胡麻油は大変高価な油で特別な時以外には支配階級でもそうそう常用出来る物では無かった事は想像でき、一般的に夜間照明が利用されだすのは、菜の花の栽培面積が飛躍的に増加し搾油法が改良され菜種油の大量生産が可能に成りだした江戸時代中期以降の事で、芭蕉に菜の花を詠んだ句は無く、蕪村には菜の花を詠み込んだ代表作が何句も有る様に西日本には菜の花畑が広がってたさまが目に浮かびます、しかも菜種油は光度が有る程度得られ江戸時代中期以降の出版文化興隆の要因でも有ったと私なんかは思ってます。

 しかし荏胡麻油に比べ安価では有ったとはいえ、明治以降普及する石油系の灯油などに比べれば高価で江戸時代の一般庶民の照明油はより安価なイワシなどから採れる魚油を常用してたらしく江戸時代の庶民は魚臭かったと幕末に来日した欧米人の記録に残ってます。

 灯り取りに魚油を使って居たのは、石油系の灯油が普及するまでマッコウクジラの脳油を常用してた欧米とよく似ていて興味深い事柄でも有りますね。

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和蝋燭の材料。f:id:jotoyumekoi:20210101014456j:plain

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江戸時代の搾油法図。f:id:jotoyumekoi:20210101014447j:plain

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