歴史的建物 建築物

『太閤園』営業終了です

明治関西財界の大御所・藤田伝三郎男爵の邸宅跡地2万5000㎡を超える(約7600坪)総面積に日本庭園や築100年余りの料亭「淀川亭」などが存在し格調高く地元にも親しまれた「太閤園」6月30日で営業終了してます。 私も以前は年に何度か利用させて頂いてた事も…

WAREHOUSE&CO. OSAKA

写真は、「ヴィンテージ古着の忠実な復刻」というテーマを掲げた1995年創業の知る人ぞ知る中央区瓦町の高級ジーンズショップ「WAREHOUSE&CO. 大阪店」なんですが、左隣の店舗より間口の大きなバックヤード?の意匠が面白く、屋根が付いてて一見木造三階建に…

山根商店

肥後橋駅から、土佐堀川沿いを西に行った山内ビルから同じ通りを少し西に行った所に「山根商店」。 詳細は不明ですが、外壁は補修されていますがどう見たって昭和初期の意匠を施した鉄筋コンクリート造り2階建て地下1 階の商業ビル。 表通りの土佐堀通り沿い…

桜花爛漫・中之島図書館

大阪府立中之島図書館玄関左の桜が5分咲き。

中之島図書館の黄昏

OMMビルから中之島図書館に予約本の借り出しに、ちょうど17時過ぎライトアップが点灯した所。 明るい内かもっと暗いか、こんな時間帯に来たこと無いので結構新鮮ですね。

皇紀二千六百年記念碑

中央区某所の「皇紀二千六百年記念碑」。 今でも市内各所に残されてる皇紀二千六百年の紀元節を記念した石碑で、紀元節を祝う国旗掲揚台としての建てられた石碑だそうですが、終戦直後には倒され撤去されたり残っていてもセメントを塗って文字は消されてたり…

晩秋の中之島図書館

踏み締める落ち葉の音に秋の深まりを感じ出した夕暮れ、空から降ってくる恐怖の大王の気配も感じられだし、果たして大阪の街はこの冬を無事乗り越えられるのかなんて思いながら、そう言えば今年の暑い夏の日「ノストラダムスの大予言」を紹介した作家・五島…

太左衛門橋

なんばに向かう途中で、織田作之助・女三部作で名の知れた「太左衛門橋」。 橋の東南角で歌舞伎小屋を開いた興行師・大坂太左衛門に因んで「太左衛門橋」と名付けられた橋で、架橋年数は不明なれど橋の架かる道頓堀川の北が遊郭、南が芝居小屋と有ってそれを…

写真のツバメヤ

土佐堀通から三休橋筋を南に、長堀通を越えて道は鰻谷三休橋筋に名を変え少し南に行った処にレトロな写真館「写真のツバメヤ」。 この辺りは1945年3月の第1回大阪大空襲で丸焼けに成ってるので戦後の建物だと思いますが、お店の正面入り口辺りがレトロな雰囲…

栴檀木橋の『センダンの木』

2012年の台風12号で根元から倒れ撤去された栴檀木橋南詰土佐堀通り沿いの「センダンの木」、翌年6月大阪市信用金庫が寄付し新しい「センダンの木」が植樹され、あれから7年が立ち可成りの大きさに根付いてます。 中之島から栴檀木橋を渡り土佐堀通りを越えて…

大阪市役所・東玄関

大阪市役所東玄関、向いは大阪府立中之島図書館。 何となく威圧感の有る正面西玄関より、大阪府立中之島図書館正面前の東玄関の方に何時も親近感を感じてます。 東玄関ホールで2月19日(水)から3月18日(水)まで岩手県復興ポスターを展示してます。 ランキング…

京都四条『南座』

自分の意志で見るシーンや結末を決めることが出来る移動体験型 “南座版イマーシブシアター”「サクラヒメ」最終日開場時間直前で南座前は大混雑です。 「1階の観客席を全て取りはらい、舞台面と同じ高さにする南座の新機構 “フラット化” を活用し、舞台と客席…

祇園会館

「京都東山立春パワースポット巡り」の終わり八坂神社に向かう途中に立ち寄り。 1958年完成、設計はカーテンウォールを多用した圓堂政嘉、正面 8m×18mの大タイル壁画の作者は建築家の中村順平、絵心の有る建築家で壁面彫刻や壁画に秀作を残し、祇園会館はタ…

大坂町中時報鐘・釣鐘屋敷跡

土佐堀通から旧熊野街道の坂道を南に上り少し行った処を右に曲がるとお寺でもないのに釣鐘が下がってます。 江戸時代大坂町中に時報を告げた鐘「大坂町中時報鐘」、辺りは釣鐘屋敷跡です。 1634年(寛永11年) 3代将軍家光が大坂城へ来たとき、大坂町中の地子…

戎屋北野

ガスビルの西、御霊神社北隣、大阪市中央区平野町の「戎屋北野」。 以前は化粧品屋さんでしたが今は婦人服店、現役のたばこ屋さんでも有り、昭和初期、1930年(昭和5年)の建築だそうで設計施工は不明の様です。 屋上看板下のロンバルト帯に「北の北の北の北の…

築港麺工房本店『鶏天うどん』

去年の9月に来た折には隣の天満屋ビル「HA.HA.HA.」でオムハヤシを頂いてるんで、今回は築港麺工房本店で「鶏天うどん」。 建物は1933年に建てられた商船三井築港ビル、1903年大阪港築港大桟橋が完成し道路が整備された折り九条の花園橋まで大阪市で初の市電…

新世界国際劇場

天王寺動物園の帰り「新世界国際劇場」の横を通ったので久しぶり正面に廻って見ました。 新世界界隈には映画館や芝居小屋も多く残ってて道を挟んだ北向いには大衆演劇の芝居小屋「浪速クラブ」も有ります。 新世界国際劇場は1930年築の芝居小屋「南陽演舞場…

大阪府立中之島図書館

豪商にして財閥、住友家15代・住友吉左衞門友純が大阪府に寄贈「大阪図書館」として1904年に開館した、古代ローマのパンテオンに範を執った新古典主義様式の壮麗な図書館、竣工年は東京・帝国図書館の1906年より2年古く大大阪時代を今に伝える数少ない建築物…

京町ビル

西船場の四ツ橋筋に面して建っているレトロビル。 旧名称は「京町堀ビルディング」、竣工が1926年、設計は岡部顕則、帝塚山学院講堂及校舎増築などに名前の残る建築家。 4階部分の3連アーチ窓、窓の間やロンバルト帯下のテラコッタなど控えめな装飾ながらセ…

旧大阪市中央消防署今橋出張所(今橋ビルヂング)

1925年から1996年まで消防署として使われていた建物で、2005年大阪市は保存など何も条件を付けづに入札を行い、誰もがこれで見納めかと思ってた所、落札した現オーナーはアンティークな外観を生かし耐震工事を施し2006年にイタリアンレストランとして生まれ…

御影郷・魚崎郷 酒蔵巡り『櫻正宗記念館 櫻宴』

白鶴酒造資料館から魚崎に戻り魚崎郷「櫻正宗記念館 櫻宴」。 「櫻政宗」と云うと数ある「政宗」酒銘の元祖、六代目当主・山邑太左衛門が西宮郷で灘酒の代名詞「宮水」を発見したとされ、明治に成ってからも「櫻正宗酵母」が日本醸造協会より「協会一号酵母」…

御影郷・魚崎郷 酒蔵巡り『剣菱酒造株式会社』

魚崎に向かう途中で御影郷「剣菱酒造株式会社」の魚崎蔵。 赤穂浪士が討ち入り直前に酌み交わした酒だとか、勝海舟が坂本龍馬の赦免を乞いに山内容堂と談判した折山内容堂が下戸の勝海舟に剣菱を飲ませて許したとか 色々ストーリの有るお酒です。 ここには展…

御影郷・魚崎郷 酒蔵巡り『白鶴酒造資料館』

菊正宗酒造記念館から本住吉神社御旅所に立ち寄り御影郷「白鶴酒造資料館」。 白鶴酒造資料館は、1969年3月まで本店壱号蔵として稼働してた酒蔵を酒造資料館として公開されて居て工場敷地内に有るので守衛室前を通って入館します。 展示アイテム数などは展示…

御影郷・魚崎郷 酒蔵巡り『菊正宗酒造記念館』

住吉川上流落合橋潜水橋から魚崎に戻る途中で谷崎潤一郎旧邸・倚松庵に立ち寄り、住吉川魚道視察集合地点の魚崎に戻った所で御影郷・魚崎郷酒蔵巡りに向かいますが、魚崎が解散地点なら良かったのにと思いながら御影郷の「菊正宗酒造記念館」に向かいます。 16…

谷崎潤一郎旧邸『倚松庵』

「住吉川現地視察」から魚崎に戻りますが、途中住吉川沿いの谷崎潤一郎旧邸「倚松庵」に立ち寄ります。 2016年耐震改修工事でほぼ一年休館していて、2016年末より一般公開を再開、谷崎潤一郎が1936年から1943年まで居住し、細雪の舞台ともなった「倚松庵」、…

デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)

今回の「第1回 小さな自然再生サミット2019神戸大会」の会場はデザイン・クリエイティブセンター神戸 愛称は「KIITO」。 旧神戸生糸検査所として1927年竣工,設計は神戸市営繕課・清水栄二、2008年度末までは隣接する1932年竣工,設計は置塩 章の旧国立生糸検査…

新港貿易会館(旧新港相互館)

神戸市の新港から山の手に向かって元町の旧居留地を過ぎトアロードから北野町、中山手通を西に向かって兵庫県庁辺りまで歴史的建造物が並びますが、この「新港貿易会館」はその中でも一番海岸寄りで、坂本龍馬の海軍操練所が開設された後のメリケン波止場開…

神戸税関

現庁舎の元に成った2代目庁舎は、大蔵省営繕課の設計で1927年に竣工した日本最大の税関庁舎で、「帝国の大玄関番たる税関として決して恥ずかしからぬ近代式大庁舎」として花崗岩とタイル張りの重厚な造りで神戸港のランドマークとされましたが、阪神・淡路大…

茶の湯・都七名水『滋野井の井桁』

京都盆地には、総水量が琵琶湖の8割にも及ぶと推定される豊富な地下水が存在し、市域には昔から数々の名水井が点在してますが、昨年3月 京都御苑近くの個人所有の庭より京都まなびの街生き方探究館(元京都市立滋野中学校)正門脇に移設保存された茶の湯都…

京都府警察本部本館

先ごろ文化庁移転が決まった京都府警察本部本館。 1928年京都で執り行われた昭和天皇即位の礼・大嘗祭に合わせて1927年竣工した京都府警察本部庁舎、現役では日本最古の警察本部庁舎、設計は京都府営繕課。 京都府庁舎と同じ敷地内に重要文化財指定の京都府庁…