大阪あそ歩 『天下茶屋』

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 大阪あそ歩「天下茶屋」~達人たちの世界をたずねて~ に、台風2号接近大阪市内注意報発令中の中、参加してきました。

 台風2号接近大阪市内注意報発令中という事で、ガイドさん・事務局とも、実施には熟考された様ですが、警報ではないので決行という事です。

 なを大阪市内他の2コースは、中止されたそうです。

 

 天下茶屋は秀吉ゆかりの地として、歴史的にも有名なまちですが、意外と知られていないのが、人情が息づくまちだ、ということです。
 あられ一筋40数年の方から、今もなお、手作り映画看板にこだわり続ける達人など、その道の達人たちの語りも魅力のコースです。
                                                    (大阪あそ歩HPより)

 

 という事で参加者数が気に成りますが、当日飛び入り2名を含めてキャンセル差し引き、ガイド・サポーター、事務局合わせて19名の参加者でした。

 

出発点の南海電鉄天下茶屋駅。開始前のコース説明ブリーフィング。

 開始前のブリーフィングで、当日の天候を考えショートカット・コースの提示がガイドさんから有りましたが、参加者圧倒的多数の意見で通常通りのコースを散策する事に成りました。

風は余り気に成りませんが、雨の中出発します。

 

最初のポイント「山女庵」


天然鳥獣山菜料理の居酒屋さんです。

店内でオーナーのお話を伺います。

オーナーがご自分で猟をされた鹿のモニュメント。

当日の食材だそうですが、三重県でオーナーが捕獲されたスッポン亀。

 

次のポイント天下茶屋あられ・総本店」


お店の裏辺りに在ります、製造工場(煉瓦タイルの建物)に向かいます。

 「あられなんか何んぼ焼いても儲からへん!」と、老オーナー職人さんのお言葉でしたが、立派なリフト付きのビルが建って居ます。

老オーナーが、炭火での手焼きあられが焼き上がります。

 

商店街を抜け、次のポイント阿倍野区の「聖天さん」に向かいます。

日曜日のせいも有る様ですが、やはりシャッター商店街なのでしょうか。

阪堺電車・軌道を超えます。駅舎越しの茶店「ルンバ」

手前までが西成区、聖天さんから阿倍野区に成ります。

 

正圓寺「天下茶屋の聖天さん」


お寺なのに鳥居が有ります。

正式には、海照山「正圓寺」。

鳥居を潜った処にお稲荷さんが祀られて居ました。

山門下でガイドさんの解説。やっとお寺らしくなってきました。

 聖天さんの本尊は、日本最大木彫の「大聖歓喜双身天王」で、インドのヒンズー教ガネーシャ神と同じであるとされます。

 象をモチーフにした男女抱合の神様で、あまり一般公開のされる事の少ない秘仏です。

 一帯を聖天山と呼び「大阪五低山」の一つで、聖天山古墳で在ったとも言われます。

 大阪でもこの辺りを含め上町台地周辺は、京都・奈良にも負けない古代まで遡れる立派な文化遺産なのですが、大阪市と云うか大阪人のセンスの無さで、あまり注目されているとは言えず、全国区に成れないのが残念です。

本堂。
本堂前に聖天山山頂と有ります通り聖天山は山の名称でお寺の山号では有りません。

まち歩き名物ニャンコ。「天下茶屋聖天・猫」ずぶ濡れの様でした。

 

紀州街道

 

浄土宗知恩院派の末寺「安養寺」


 尼寺だそうですが、近松の「心中天の網島・おさん」の墓や江戸時代の大阪相撲「関脇・猪名川」の墓所です。

 旧暦5月29日は、おさんの命日だそうで、旧暦とは云え大阪あそ歩当日の5月29日と同日とは何か由縁が有る様な・・・・・。ちなみに佐藤魚丸さんは狂歌師だそうです。

左小さな庵の中に「おさん」の墓石、右が大阪府池田市出身の「関脇・猪名川」の墓。

 

西成区には珍しい緑豊かな「天下茶屋公園」。

 古代の豪族・阿部氏の氏寺・阿部寺塔頭礎石が保存されていたり、江戸時代住吉大社に参詣で往来する人々を相手に是斉屋が「和中散」を販売していた所だそうです。

明治天皇が来られています。

 

天下茶屋公園を西に抜けた所「八條工房」


東映系映画館の映画看板を制作されています。

オーナーのお話を伺います。
なをクイズとかも出題され、正解者は記念品を頂きました。

作業の様子を拝見。

 

次のポイント天下茶屋跡」


 豊臣秀吉が堺や住吉大社の向かう居り、この辺りの在ったこの屋敷で茶会を催したという故事が名称の起こりだそうです。

 この辺りで小止みでした雨と風が強く成り出し、あと少し、先を急ぎます。

紀州街道に出た所の石碑。

 

石碑の少し北側「関西芸術座」


 

終点の「天神ノ森天満宮


参道を解散場所まで向かいます。若葉が雨に洗われ幻想的な雰囲気が漂います。

本堂。

 応永年間(1394~1428)京都北野天満宮から分霊奉祀という事ですが、千利休の師匠「武野紹鴎」が茶屋を結び、「紹鴎の森」とも呼ばれます。

絵馬の架かった休憩場所で、アンケート記入後解散します。

 

大阪あそ歩本日のコース終点、阪堺電車「天神ノ森駅」。

 大半の皆さんは、出発点の南海電鉄天下茶屋駅に向かわれましたが、私はコース設定どおり阪堺電車・天神ノ森駅から帰ります。

 今回は台風接近注意報発令中にも拘らず決行という事で、ひょっとすると「大阪あそ歩」史上歴史に残る「まち歩き」に成ったかも知れませんが、事務局・担当ガイド的には、「まち歩き」途中に災害が発生またはひどく成った折りの対処方法を予め考えて置くと云う課題が、宿題として課せられた様です。

 それにしても大半の参加者が大阪市内の方で、帰宅の心配が余りないと云う事情も有ったと思いますが、皆さんの熱意には驚かされます。

阪堺電車終点「阿倍野駅」。