ツアー主催のまちづくり団体の方のお友達が再開発のコンサルをされ、その方の御案内での「祇園・花見小路」見学で、大変丁寧な案内をして頂きました。
日の高い時間帯では「歴史的風致地区の顔」が色濃く感じられますが、お店の玄関に明かりが灯り始める頃には、本当の「まちの顔」が現れます。
その頃に一度来てみたいですが、「一見さんお断り」とか、何よりも財布の中身が気に成ります。
電柱を地下に埋設したので、石畳と共にスッキリした通りに成っています。
「祇園・一力亭(一力茶屋)」。
『仮名手本忠臣蔵』の「祇園一力茶屋の場(七段目)」の舞台で有名。
石畳の中に、真鍮製の案内板がハメ込まれています。
案内板に沿って「弥生小路」を歩きます。
道路照明灯のデザインにも工夫が見られます。
正面、花見小路の「旅館・菊梅」の塀が見えます。
こちらも置き屋さん、芸妓さんの表札。
ウナギ屋さん玄関前の防火用水。 ウナギの「う」の字の浮彫り。
路地の奥にお店、板前割烹かな?
一回りした処で、臨済宗建仁寺派の大本山 「東山・建仁寺」の駐車場に出ました。 建仁寺・北門が見えます。
観光案内図。 ポイントが多すぎて判り難いのは京都らしいです。
京都場外馬券場 「ウインズ京都」。
観光地「祇園」のど真ん中に、なぜ場外馬券場が存在するのか不思議に感じられる向きも有る様ですが、「京都・祇園」は「風致地区」などでも、「歴史的観光地」でもなく、現在でも風俗営業を生業とする日本有数の歓楽街です。
ウインズ京都の隣、京都・祇園「弥栄会館」。
「祇園・弥栄会館」は、「木村得三郎」の設計で観光客に古典芸能を紹介するために建てられ、城郭を模したとも云われますが、大正期に流行した様式で、近代的な高層建築に瓦屋根や唐破風など和洋折衷の建築物で、中華風の趣きも感じられます。
奥には有名な「祇園新地甲部歌舞練場」が在ります。
再開発に伴うのか、改装中?のお店が結構あります。
「花見小路」から路地裏。 奥にカフェが営業されて居る様です。
こちらも 「芸者置き屋」さん。
京都でお馴染み 「仁丹の住居表示」。
「祇園・花見小路」は、「花見小路通り」の 「四条通り」から南側に成り、基本的には通行車両の多い道路です。
一回りで出発点 「一力亭」に戻りました。