紀州街道『霰松原(あられまつばら)』

 紀州街道沿い住之江区安立の「霰松原」

 この辺りは、江戸時代中期まで海岸線で、古くは万葉集にも歌われた白砂青松の名勝地、松風が霰を吹きつける様に風が響いたとか、松が粗く疎らに生える松原として「あらら松原」の語が有りそれが転じたのが地名の起こりとの説もあり古くからの地名です。

 霰松原公園として公園化された現在地は、「天水分豊浦命神社」の跡地で今でも公園南東隅に三基の祠が北向きに並んでいて、向かって左から「金高大明神」中央の祠は「霰松原荒神」右の祠は「榎大神」「朝日大神」「瀧川大神」の祠が並んでいて中央の「霰松原荒神」は式内社「天水分豐浦命神社」で有るとされます。

 左「金高大明神」の祠にはお狸さんが祀られていて、大阪大空襲で心斎橋の焼け跡から運んできたとの言い伝えが有るそうです。

 公園内には、「安立町役場跡」碑や「日露戦争従軍記念碑」なども並び、注連縄が掛けられた御神木の楠木も祀られています。

 

霰松原公園。f:id:jotoyumekoi:20211025183159j:plain

「霰打つ あられ松原 すみのえの 弟日娘と 見れど飽かぬかも」
万葉集・長皇子 御歌碑。f:id:jotoyumekoi:20211025183211j:plain

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