寒梅館の北東隅には寒梅館建築工事中に発見された石敷き遺構の実物とレプリカを並べて展示されて、展示は遺構が見つかった場所で展示されてる京都市内では初めての施設だそうです。
実物の石敷き遺構は東側のぞき窓からだけで、西側の大きなのぞき窓の下にはレプリカですが、その下には出土した状態のままの石敷きが残されています。
この石敷き遺構は、室町幕府12代将軍・足利義晴が造営した当時の「室町殿(花の御所)」のものと考えられ吉田神社から勧請された鎮守社と、その南を区切る築地塀の基礎と思われます。
そのほかに、石敷きの西方から見つかった、足利義晴以前の「室町殿(花の御所)」の一部と思われる石組の水路遺構もあわせて展示されてます。
烏丸通沿い「寒梅館」。
寒梅館カフェテラスからの烏丸通を挟み向いの「良心館」。
寒梅館裏の遺構。
石敷き遺構 (記憶の庭)。
寒梅館工事中に発見され、足利義晴が再興した室町殿ではないかと云われています。
石組の水路跡。
良心館。