旧名所・四ツ橋跡

 江戸時代の大坂市中運河である堀川の「西横堀川」と「長堀川」がここで十字に交差し、架橋されていた4つの橋を一括して称した「四ツ橋」。

 「上繋橋(北の橋)」「下繋橋(南の橋)」「炭屋橋(西の橋)」「吉野屋橋(東の橋)」以上の「四ツ橋」が架けられ大坂の中心部に在って開けた場所で、大坂の名所として「浪花百景」の題材にも選ばれてます。

 戦後大阪市内の堀川は順次埋め立てられ道路に成り、旧「四ツ橋」の在った場所現在の長堀通四ツ橋筋の交差点の長堀通中央分離に、当時の橋のレプリカと江戸時代中期の俳人 小西来山・上島鬼貫の句碑共々に「旧名所・四ツ橋跡」として設置されています。

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小西来山の句「すずしさに 四つ橋をよつ わたりけり」。
上島鬼貫の句「後の月 入て貌よし 星の空」。
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     四つ橋(浪花百景)。

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