うめきたナレッジキャピタルに向かう途中、中西金属工業の旧天満紡績・赤レンガに立ち寄って見ます。
1881年(明治14年)に建てられたというこの赤レンガ建築、設計は辰野金吾説が在りますが不明、天満紡績の工場として完成した後合併などで大阪合同紡績天満工場、東洋紡績を経て、1938年(昭和13年)に中西製作所、現在の中西金属工業(株)が持ち主となったそうで、日本で初めて女工らがストライキを行った所だそうです。
天満紡績設立者・浮田桂造は、6代目の大阪商工会議所会頭、現在の双日ホールディングス、旧ニチメンに繋がる、近代日本の躍動期「明治」を象徴する建物でも有る訳です。
大川を西に越えた環状線の少し北、JR天満駅の東のこんな感じの所です。
こちらは少し新しい様で、外壁がタイル張りで明治後期か大正の建築の様。
反対側からこんな感じ。
真ん中の守衛棟、手前のレンガタイル張りの塀など、全体の雰囲気を壊さない配慮が感じられ、大切に保存修復をされている様です。
後方にもう一棟。
道路側。
壁面に、棟続き屋根の跡。
最盛期は北西の天満市場付近まで赤レンガの塀が続いていて広大な工場でした。