産経新聞社主催「KANSAIウオーク2013・大阪市内エリア」で「真田山陸軍墓地」。
大阪は帝国陸軍発祥の地といわれ、日本で最初のかつ最大の陸軍墓地(現有面積約15,000㎡)で、1871年に真田山に陸軍埋葬地が置かれてから約5100の墓碑と約8200の遺骨が眠る納骨堂も現存しています。
埋葬されているのは徴兵令施法以前の兵士から西南戦争、日清・日露・第一次世界大戦から第二次世界大戦にいたるまでの亡くなった兵士や軍役夫までが埋葬され、中には捕虜と成って異国で亡くなった清国兵・ドイツ兵の被葬者も存在するそうですが、陸軍の死亡者が急増する日露戦争以降は合葬碑が建てられた為か被葬者数は急減しています。
敗戦を迎える1945年までは陸軍省所管で出入り口に衛兵が付き、厳格な維持管理がされていたそうで、戦後は国有財産として大蔵省所管に移り大阪市への無料貸与を更新しつつ現在に至り、戦後しばらくは旧軍関係施設への拒絶反応が強く荒れ放題と言っても良い状態でしたが、近年歴史遺産としての評価が進み少しづつ真田山墓地維持管理委員会に依り丁寧な維持管理が行われ、墓石自体は和泉砂岩のため崩壊期が近づいていて何れは国立墓地として国の管理に戻そうとする活動が始められています。
此方は将校の墓地の様です。