豪商「加島屋（広岡家）」の創業した大同生命110周年記念事業で、その加島屋に伝わる歴史的文書が展示されしかも写真撮影自由という事で写真を撮り過ぎたシリーズ、見学日9月30日が最終日「大同生命保険株式会社 創業110周年記念特別展示」です。
豪商「加島屋（広岡家）」とは、堂島米市場に関係する入替両替（米切手担保の金融業）を主業とし、大名貸を手広く行い諸藩の蔵元を務め、広岡家は鴻池とならぶ旧家・豪商で1625年(寛永2)の創業。
1731年(享保16)堂島米年寄（のちの米方年行司）に任じられ、以後幕府の御買米・御用金などの課徴に際してはつねに最高額を負担したと有り、長州藩とも関係が深く明治維新新政府にも資金援助をするなどしています。
1993年に建替えられた本社ビル。
以前のビルはウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計でした。
エミール・アントワーヌ・ブーデル作「自由」。
2階エントランスホール。
会場のメモリアルホールへ。
メモリアルホール。
ステンドグラスが見事です。
明治元年、毛利公から送られた黄金の茶碗のお話。
メモリアルホール。
メモリアルホールは、1925年から1990年までの建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計による大同生命旧肥後橋本社ビルの内外装の一部を用い、当時の様子を復元再生したものです。
表装された各藩の米切手。
天明2年の勘定目録。
貸付金の一覧表です。
唐津藩の米切手。
各藩への融資の見返りに、各藩の特産品を受け通ったりしたようです。
ここから大同生命。
吉川智映子原作の「土佐堀川」は、京都・三井家から加島屋・広岡家に嫁いだ女性実業家・広岡浅子の生涯を描いた小説です。
各種販促物。
ヴォーリズ建築で名高いウィリアム・メレル・ヴォーリズの妻は、加島屋・広岡浅子の婿養子・広岡恵三の妹、一柳満喜子で、加島屋とも縁の深い人物です。
数々のヴォーリス建築。
メモリアルホール。
ドーム状の天井は当時のデザインをそのまま復元。
天井から壁面の装飾。
頭部に飾りのあるテラコッタの柱、およびホール中央壁面のトレーサリーは実物を解体復元したもの。
柱の文様。
テラコッタでしょうか。
玄関に向かいます。
