羽曳野市の「フィールドミュージアムトーク史遊会」の古墳史跡巡り、白鳥神社から「向原山・西琳寺」。
高野山真言宗の仏教寺院、御本尊は薬師如来立像。 発掘調査で出土した蓮華の模様など他に例を見ない見事な装飾が施された鴟尾や、重量27tを超える飛鳥時代最大の西琳寺塔心礎石が境内に残されてることで知られた寺院で、河内国古市郡に根拠を置く渡来系氏族、西文氏の阿志高が己卯年559年に建立し我が国最初の仏教寺院とされる向原寺を起源するとの記載も存在することから、往時には七堂伽藍を備えた大寺院だった事が想像されます。
ただ、創建時期に付いては伽藍配置や出土品の様式などから、次の己卯年619年ではないかとも云われます。
向原山・西琳寺。
本堂。
巨大な西琳寺 塔心礎。
約7500貫(28トン)の塔礎は飛鳥朝様式としては最大級のものです。
西琳寺南の小高い高屋丘陵に西琳寺の奥院として造営された宝生院出土五輪塔。
宝生院出土五輪塔。
手水舎。