無敵の「奈良・斑鳩1dayチケット」を握りしめ、体力の続く限り奈良を体験するまち歩き。
近鉄奈良駅に戻った後奈良交通バスに乗車、世界遺産・古都奈良の文化財「春日大社」に向かいます。
藤原氏の氏神である武甕槌命を祀る神社、合わせて経津主命・天児屋命・比売神の4柱をお祀りし総称して春日神とも呼ばれ、主祭神の武甕槌命が白鹿に乗ってきたとされることから神の使いは鹿、総じて奈良の鹿の起こりです。
今年は20年毎の「式年造替」最終年で境内あちこちで工事が進行中です。
バス停から春日大社の北側へ。
正面は「内侍門」、右に石灯篭の並ぶ国の重要文化財「酒殿」。
春日祭にお供えする神酒(濁り酒)を醸造するために現在でも使われています。
昨年建てられた阿倍仲麻呂歌碑。
「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 御蓋の山に いでし月かも」。
御蓋山の山麓にある春日大社にも歌碑を設置すべきだと、篤志家の方が自費で建立されたそうです。
「内侍門」。工事中で境内に入れません。
次の「清浄們」も工事中で「慶賀門」より境内へ。
春日大社の灯篭が並ぶ左「西廻廊」、右は国の重要文化財「直会殿」。
銘木「砂ずりの藤」。
花房が1m以上にも延び、 砂にすれるということからこの呼名があり、ノダフジの変種といわれます。樹齢700年以上。
国の重要文化財「幣殿・舞殿」。
「幣殿・舞殿」。
左が国の重要文化財「直会殿」、大杉は樹齢1000年ともいわれる大木で、1309年に描かれた絵巻物「春日権現験記」にもその姿が描かれています。
「幣殿・舞殿」。
右に祭典の際に舞楽や神楽が舞われる庭「林檎の庭」、その奥が中門から本殿。
春日大社正面の「南門」。
南門。
南門から「南廻廊」。石灯籠が並びます。
南門。
南門前。
南門を出たすぐ左に「榎本神社」。
祭神は猿田彦大神とされ、当地の地主神であり、春日大社が春日野に創建される以前から、この地の春日氏によって祀られていた神で、あまり目立ちませんが、立派な春日造で絵が描かれ塀の彩色彫刻も見事で一見の価値があります。
若宮十五社めぐりに続く参道。石灯篭が並びます。
若宮十五社の一社「若宮神社」。丁度神前結婚式の最中でした。
若宮十五社の一社「金龍神社」。
若宮十五社、一番奥の「紀伊神社」まで続く「奥の院道」。
この辺りで引き返すことにします。
帰り道「着到殿」。
3月の春日祭の際に御本殿での勅使参向之儀に先立って「着到之儀」が行われる建物。
あちこちにシカが。
伏鹿手水所。
二之鳥居を入った祓戸神社の脇にある金属製の伏鹿の手水所で、参拝前ここで手と口を清めますが、最後に成りました。
二之鳥居。逆回りした事に成ります。
左に「車舎」、右はお決まりの石灯籠。バス停に向かいます。