花粉の事や人込みを避けてなんか考えてて、足早に通り過ぎてくサクラに追いつけなくて慌て気味の「京都東山お花見・哲学の道」から「南禅寺塔頭・聴松院」。
南禅寺塔頭の一か寺、大寂門から鹿ケ谷通を行くと「大聖摩利支尊天」の石碑が見えすぐに分かります。
以前の「聴松院」は、相阿弥作と伝わる池泉廻遊式の庭園を眺めながら精進料理の湯豆腐を出していましたが今は閉鎖され庭園は非公開の様で、摩利支天堂だけが公開されてます。
摩利支天堂というと日本三大摩利支天と云われる建仁寺塔頭「禅居庵」とイノシシの狛猪が良く知られてますが、ここ「聴松院」にも狛猪が置かれていて、「禅居庵」と同じく中国から招かれた元代の禅僧・清拙正澄の塔所として開かれた瑞松院が始まりとされ、清拙正澄が袈裟に包んで来日した摩利支天像の図像を奉安しています。
最期を悟った清拙正澄は、南禅寺住持を離れ建仁寺禅居庵で臨終を迎えます。
狛猪。
狛猪。
摩利支天像図像が祀られているそうです。