JR長尾駅直ぐ近くの「菅原神社」。
名称のごとく菅原道真を祀った天神さんですが、この辺りは初代大坂東町奉行・久貝正俊が徳川家康より采地された当時戸数疎らな船橋川の上流名・八田川沿いの荒れ地だったそうで、久貝正俊の子・正世が長岡天神の分霊を勧進したと由緒に有りますが、元々川沿いで治水神 貴船神社の高龗・闇龗をお祀りしたお社が存在していたと思われ、今でも境内に水神宮がお祀りされています。
日本の信仰の起こりは、自然災害や霊などの祟りを恐れ封じる事が具象化した宗教体系で、本来人などが立ち入ることを嫌う傾向が有り人里離れた地に存在しますが、江戸時代以降平和な時代が続き人々の思いが次第に御利益信仰に代わり神社の方もそれに応じてお札などを授ける様に成り、それに上手く対応したのが天神さんやお稲荷さんで両神社共に江戸時代以降創建されたお社が多く人里に鎮座していることも多く有ります。
此方の神社もお稲荷さんやお伊勢さんもお祀りされていて、その様な経過をたどって来たんだと私は考察します。
一之鳥居。
二之鳥居。
三之鳥居、奥に拝殿。
拝殿。
門松の鳥居が置かれた拝殿。
扁額。
丑年では有りませんが天神さんなので臥牛。
手水舎。
午年では有りませんが天神さんなので神馬。
高倉稲荷社。
水神宮。
水神宮拝殿、治水神の高龗・闇龗をお祀りされてます。