神戸市の新港から山の手に向かって元町の旧居留地を過ぎトアロードから北野町、中山手通を西に向かって兵庫県庁辺りまで歴史的建造物が並びますが、この「新港貿易会館」はその中でも一番海岸寄りで、坂本龍馬の海軍操練所が開設された後のメリケン波止場開港後に開港されたので新港と言われた波止場の突堤袂に点在していた港湾関係業者の事務所を集約する形で「新港相互館」として建てられ、その後名称が変わり「新港貿易会館」に。
設計者不詳で1930年竣工、この当時流行のスクラッチタイルの外壁、過度の装飾を廃しアールデコ調の昭和初期に特徴的な意匠で、同じ神戸市の「御影公会堂」も感じがよく似た雰囲気、国の登録有形文化財(建造物)指定を受け、今でも現役のテナントビルで平日であれは自由に出入りできます。
平日だと玄関かもいのステンドグラスが見れます。
ステンドグラスが嵌め込まれた丸窓。
船の丸窓のイメージかな。