住吉川公園右岸河口近く、菊正記念館の東に小さな祠が有り、大阪でも水難事故で亡くなった子供たちを供養するお地蔵さんはよく川筋に祀られてるのでそうかなと思って近くで見ると阿弥陀堂で、この地には「遍路塚」と称し供養碑らしき大きな石が置かれていたそうで、1969年の下水道工事時に多数の人骨が出土、行き倒れや海岸に打ち上げられた水難死など引き取り手の無い遺体を纏めて葬った跡だった様で、掘るほどに無数の髑髏が現れたという誠に不気味な所なんですね、それら遺骨を再度手厚く埋葬、跡地に阿弥陀如来を安置し、春秋の彼岸には地元有志で盛大な法要を営み弔っているそうです。
私も静かに手を合わせこの地を離れました。
阿弥陀さんです。