菊正宗酒造記念館から白鶴酒造資料館に向かう途中、MAPで「旅所公園」を見付け立ち寄ります。
思った通りJR住吉駅近く「本住吉神社」の御旅所で、なぜこの本住吉神社が全国各地に鎮座する住吉神社と違って「本」の字が付くのか、住吉神社は神功皇后の三韓遠征からの帰途、神託により住吉三神を「大津渟中倉之長峡」の地に祀ったのが創始とされて、その地がここ神戸住吉とするので本住吉神社と称し住吉大社も本住吉神社からの勧請であるとして本居宣長も支持しているそうです。
「大津渟中倉之長峡」の地は住吉大社であるとするのが通説ですが、私は以前から住吉大社は天孫族が大和に入る以前、この地に勢力を持っていた海人族の海上交通の守護神とする信仰が有って神が祀られ、その勢力を天孫族すなわち大和王権に結び付けるため住吉大社としての理論形成に成ったと考えていて、「本住吉神社」説を支持しています。
御旅所で憑代を置く台でしょうか、それ以外は杭に囲まれてるだけで何もありません。
寛政九年と読めます。