天満切子 Gallery

 先日チラッと見かけて少し遠回りに成りますが天六からの帰りに立ち寄り。

 以前には気が付きませんでしたので、お聞きするとお店の方は4年前からだそうで天満切子株式会社「切子工房RAU」オフィシャルショップに成るそうです。

 「江戸切子」や「薩摩切子」はよく知られていますが、「天満切子」は1933年に創業された宇良硝子加工所の創始者・宇良武一が生み出した技法で製造され、1998年宇良硝子加工所は名称を「切子工房RAU」と改め「天満切子」と命名して商品化した天満切子株式会社「切子工房RAU」のオリジナルブランドなんだそうで、大阪天満宮正門脇に「大阪ガラス発祥の地」碑が有るようにガラス製造の歴史は江戸よりも大坂の方が若干早かったようです。

 以前に西淀川区の薩摩切子工房に伺った折、江戸切子は透明ガラスに手彫りで切子細工を施し、薩摩切子は色ガラスを被せホイールを用いて切子細工を入れるのでガラス自体も分厚くより細かな細工が施されていて双方ともV字形の刃で鋭角的な彫りが入りますが、天満切子はU字型の歯でカマボコ型の彫りが入り手磨きで仕上げるのでより柔らかな印象が有ります。

 2019年の G20大阪サミットで、天満切子が国賓贈答品として贈られたのは記憶に新しい所です。

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写ってる E-バイクは私の愛車。f:id:jotoyumekoi:20210625001432j:plain

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このケースの作品は、創始者の宇良武一さんと宇良栄一さんの作品で非売品です。f:id:jotoyumekoi:20210625001347j:plain