大阪市名勝指定「藤田邸跡公園」、明治期大阪財界の重鎮で西の渋沢栄一とも称される藤田傳三郎男爵の邸宅敷地約53000㎡の内本邸部分約16000㎡を大阪市が公園整備した緑地公園です。
藤田邸跡は中央部の本邸と東邸は太閤園、西邸は大阪市が戦中取得戦後に元大阪市公館とされた三つに分ける事が出来き、終戦直前の大阪空襲で焼け落ち放置されていた本邸敷地は、これも大阪市が取得後地下鉄工事の資材置き場として利用した後公園整備がされ、2003年12月19日に大阪市から名勝指定を受けています。
公園敷地には国宝「曜変天目茶碗」を収蔵する藤田美術館が隣接し、公園内には空襲被災を免れた高野山光台院から移築した多宝塔が残され、梅園梅叟が作庭した池泉回遊式の日本庭園も整備されています。
朝夕肌寒く成る頃には紅葉が楽しめ、公園整備からまだ間が無いので木々は細目で本数もそれ程多くは有りませんが、春には梅・桃・桜と花見の名所でも有ります。
戦災を免れた公園南の正門。
巨木が幾本も残ってます。
藤棚の手前に石組みの井戸が有ります。
桜ノ宮公園に面した中門。普段は閉まってます。
中央の芝生広場。
築山の向こうの白い壁は建て替えられた「藤田美術館」。
左の建物は藤田美術館に併設された「あみじま茶房」。
建物横に入口があって普段はここからも出入りできますが、「あみじま茶房」が定休日なので閉じられてます。
茶室への伝い石。
正面の茶室「光雪庵」。
茶室「光雪庵」裏の躙口。
高野山光台院から移築した多宝塔。
移築された当時は檜皮葺だったそうですが、銅板葺に葺き替えられたそうです。
所々に建物の礎石?が残されてます。
歌碑の様です。
元の場所から移動された焼け残った灯籠が至る所に置かれています。
灯籠が並んでます。
庭石と狛犬?ですか。
2020年から点検中だそうです。
なにかのアニメを思い出しますが割ったのは木です。
休憩用の四阿、ここで以前区役所の会議をやりました。
池泉回遊式の日本庭園。
アオサギが一羽。
水源は向かいの大川だそうです。
桜ノ宮公園に面した北門。
普段は此処から出入りする方が多い様です。