天六から天神橋筋を南に自転車で走ってると、自転車屋の角に石造りのお堂に収まったお地蔵さん。
自転車屋の入居してる角のビルが「智源寺」と云うお寺のビルの様で、当然ですがお地蔵さんはお寺のお地蔵さんで「智源寺」には境内に福力地蔵尊と北向地蔵尊がお祀りされていて角のお地蔵さんは北北西むきなので「福力地蔵尊」山門内墓地前の大きなお地蔵さんが「北向地蔵尊」なのかな?
墓地内には一際背の高い神道式の墓石が有り、竿石側面には「従二位子爵小笠原長生書」と刻まれていて、忠知系小笠原家・元唐津藩主小笠原家14代当主の海軍中将勲一等功四級で1958年90歳で亡くなった「小笠原長生」さんの墓石?の様ですが、「小笠原長生」さんのお墓は亡くなった伊豆に有る様なので墓石ではなくて供養塔なのかな?、それに最終官位は従二位ではなく正二位との資料も有ります。
この辺りには少し南の寺町通りなどにも由緒謂れの有る寺院が多く、堂宇などは全てが戦災で失われ残っていれば京都にも劣らない景観だったと思いますが、ただお寺自体は資産家が多くて大半は近代的寺院として再建されています。
福力地蔵尊?
大阪新四十八願所第五番だそうです。
従二位子爵小笠原長生書。
北向地蔵尊?
手前に釣鐘、焼け残ったのかな。