大阪歴史博物館の特別展「難波なにわをうたう -万葉集と考古学-」。
万葉集をひも解きながら、発掘調査で明らかにされた建物跡や祭祀の場、当時の暮らしや儀礼で用いられていた様々な出土品を手がかりにして古代の難波に迫る特別展、万葉歌が墨書された木簡などが多数展示され見応えの有る特別展に成ってます。
展示の中で面白かったのが、難波宮と難波京を明確に区別している点で、これまでの通説では難波の都は宮殿と官衙それに付随する倉庫群のみの「京」すなわち街並みの存在しない都とされていましたが、条里制の推定図まで展示されていて発掘調査もかなり進んでいる事が想像できます。
開期もあと数日、万葉集がテーマと有って入場者には中年の女性が目立ち、平日にも関わらず珍しく多数の入場者で賑わってました。
会場内撮影禁止なので写真は此処まで。