御菓子司『かぎ甚』

 京都ゑびす神社からに出た処で御菓子司「かぎ甚」

 「かぎ甚(旧店名・鍵甚良房)」は、享保年間(1716年-1736年)に創業した祇園「鍵善良房」から、1921年に番頭さんが独立したお店で、当代で四代目に成るそうで100年を超える京和菓子の老舗でも有ります。

 近くに来たのでお正月用の上生菓子が欲しくて立ち寄りましたが、店内も何となく雑然としていて、幾ら呼んでもご当主が出てこず出てきた処でウインドウを見てると今日はこれだけしか無いとの事で、察するにクリスマス前のケーキ屋さん状態の様で31日に納品する注文の品を大忙しで製造中と云う処でしょうか、なので4種類並んでた上生菓子の中から「峰の雪」「黄梅(つくね芋きんとん)」「試み餅」の3種を購入、中でも欲しかった「峰の雪」が買えたのでソコソコ満足でした。

 

鍵善良房から続く「菊寿糖」と名付けた干菓子の木型が並んでます。

かぎ甚の「菊寿糖」は1954年の第13回全国菓子大博覧会にて金賞牌受賞したそうです。