2022年の「京都歳末十二支パワースポット巡り」最後のパワースポット「補陀洛山・六波羅蜜寺」。
創建年は不明なれど、空也上人自ら刻んだ十一面観音像を御本尊とし951年道場を開き、上人の祈願文により平安時代中期の963年に諸堂の落慶供養を営んだのが当寺の起こりで有るとされます。
開基は村上天皇で、空也上人の開山、真義真言宗に属する「真言宗智山派」の寺院です。
「踊り念仏」で知られる空也上人は、称名念仏を初めて実践し浄土宗系宗派の祖とも称されますが、空也上人自体は「市聖」に徹し教義らしきものも残さなかったので、宗派の祖としての空也上人は存在しません。
空也上人が開山した「六波羅蜜寺」は、上人の死後比叡山の中信が入輿し天台別院と成りますが、周辺が平家一門の屋敷5200棟に囲まれたりした事やその後も幾たびか戦乱に遭遇し度々火災に会いますが、豊臣秀吉の時代に寺領70石を拝領、真言宗智積院の末寺と成りに真言宗智山派に改宗、その後は明治期の廃仏毀釈により寺域が大幅に縮小し現在に至っています。
これにて2022年12月30日の朝8時前に家を出て、京阪・祇園四条駅から清水五条駅までのパワースポットを巡りましたが、坂を上るのや人込みを敬遠したので清水寺や光台寺なんかはパスしてますが、可成りの寅年の御利益が頂けたと思います。
但し寅年年内はあと1日だけですが。
六道の辻・西福寺の角を南に行くとすぐに見えて来ます。
国宝の「十一面観音立像」が祀られてる本堂。
1969年の解体修理の際には泥塔約8000基が出土してます。
本堂の扁額。
迎鐘。地下の大釣鐘です。
右から「阿古塚」「平清盛公塚」。
浄心苑。
右のお地蔵さん?は境内で発見された石仏群です。
令和館(宝物館)入口。
令和館前庭。
福寿弁財天。
十一面観音菩薩立像。
「なで牛」が居ます。
六波羅探題碑。
感染予防のため手水に水は溜められてません。
左のカエルは「無事かえる」。