上七軒『京都北野郵便局』

 上七軒に古民家・郵便局「京都北野郵便局」

 郵政民営化以前は特定郵便局だったんだと思いますが、民営化後の分類は「無集配の直営局」に成る様で、局内の壁には上七軒らしく芸妓・舞妓の源氏名入りの団扇が飾られ絵になる雰囲気の郵便局です。

 北野を名乗る郵便局は各地にあるので、局員さんに名称を「上七軒郵便局」に変えたらと言ったらやっぱり駄目なんだそうです。

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上七軒『老松』

 上七軒有職菓子御調進所「老松」です。

 「有職儀式典礼」いわゆる有職故実にもとづく婚礼菓子、茶席菓子を中心にした和菓子の銘店、創業は1908年と京都の菓匠ではそれほどの歴史は有りませんが、創業者のご先祖は代々朝廷の儀式菓子や神饌などを調製する役職の公家だったそうで歴史の古さを感じさせる菓匠です。

 京都のお店らしく、表の暖簾をくぐると通路が有りその先の暖簾をくぐるとショーケースなど並びお店らしく成ってますが、今回はパス・・、と言うかやっぱり慣れないと入り難いですね。

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上七軒(上七軒通)

 北野天満宮の帰り、東門から出て七本松通りまで西陣奥座敷「上七軒」を散策します。

 「上七軒」とは京都を彩る五花街のうち最古でその格式を誇る花街で、その歴史は室町時代まで遡り幕末には土方歳三上七軒の芸妓・舞妓とのロマンスが逸話として新撰組ファンの間で語り継がれています。

 戦前まではお茶屋50軒、芸妓舞妓多数を有する大花街でしたが戦後は衰退し現在はお茶屋置屋も数件、舞妓芸妓も22人に成ってますが、2013年2月 電柱の地中化が京都市により完成、常夜灯を設置した石畳風舗装が整備され、観光地として発展しようとしてる様です。

 

 右側の建物に沿って「上七軒通り」。f:id:jotoyumekoi:20211231222330j:plain

北野天満宮東門を出で正面に上七軒通り。f:id:jotoyumekoi:20211231222345j:plain

端っこのレトロな自転車屋「北野サイクル自転車店」。f:id:jotoyumekoi:20211231222406j:plain

上七軒通り。f:id:jotoyumekoi:20211231222352j:plain

電柱が有りません。
右端に京都市が設置した常夜灯。f:id:jotoyumekoi:20211231222358j:plain

仕出し屋「おかもと」。f:id:jotoyumekoi:20211231222422j:plain

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芸者置屋「勝ふみ」。f:id:jotoyumekoi:20211231222429j:plain

お茶のお店「山城屋」。f:id:jotoyumekoi:20211231222436j:plain

有職菓子御調進所「老松」f:id:jotoyumekoi:20211231222443j:plain

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「大まさ」元置屋お茶屋f:id:jotoyumekoi:20211231222451j:plain

京つけもの「もり」f:id:jotoyumekoi:20211231222506j:plain

ここも元置屋お茶屋「大高」。f:id:jotoyumekoi:20211231222513j:plain

京豆腐懐石の「くろすけ」f:id:jotoyumekoi:20220106184218j:plain

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右に常夜灯が見えます。f:id:jotoyumekoi:20220106184200j:plain

和風雑貨の「弓月」f:id:jotoyumekoi:20211231222529j:plain

鍾馗さんがこんな所に。f:id:jotoyumekoi:20211231222536j:plain

路地の奥のあま酒屋。f:id:jotoyumekoi:20211231222543j:plain

わいん屋「おおきに」f:id:jotoyumekoi:20211231222549j:plain

電柱が有りません。左に常夜灯。f:id:jotoyumekoi:20211231222556j:plain

置屋「尚子」。f:id:jotoyumekoi:20211231222604j:plain

「GRACE SAISON」ケーキ屋さんです。f:id:jotoyumekoi:20211231222611j:plain

「上七軒・億」デザイナーホテルだそうです。f:id:jotoyumekoi:20211231222618j:plain

置屋お茶屋「太市」。f:id:jotoyumekoi:20220101020741j:plain

特定局だと思いますが北野郵便局f:id:jotoyumekoi:20220101020922j:plain

脇道にも続いてる様です。f:id:jotoyumekoi:20220101021016j:plain

そば屋「ふた葉」。f:id:jotoyumekoi:20220101021052j:plain

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瓦屋さんですかね。f:id:jotoyumekoi:20220101021123j:plain

上七軒通りは終わり七本松通りに出ます。f:id:jotoyumekoi:20220101021142j:plain

上七軒歌舞練場

 北野天満宮東側の御前通りに面した「上七軒歌舞練場」

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上七軒通りに面した入口。f:id:jotoyumekoi:20220108150327j:plain

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京都北野『お別れ地蔵』

 北野天満宮前の今出川通を少し西に豆腐料理「とようけ茶屋」の隣、北野天満宮前バス停前に小さな地蔵堂が二つ並んで建ってます。

 左の少し大きな地蔵堂に収まる「お別れ地蔵尊」、掲げられた町内会の由緒書きによると「明治維新のおり廃仏毀釈の難に逢い若狭国小浜より老僧の背に負われて逃れてきたが、この紙屋川町の地で僧力尽きて倒れたという」その背負われてきた地蔵尊に仏縁を感じた町内の人々によりお祀りされてきた地蔵尊なんだそうで、「お別れ」の名称は金閣寺裏山に以前存在した蓮華谷火葬場へ向かう葬列がここで今生のお別れをした事からだそうですが、少し位置関係がずれてるのは近年東に50m移動したからだそうです。

 他に禁門の変の戦火を逃れここに運ばれたという話も伝わってるそうですが、左の小さな地蔵堂に数体のお地蔵さんがお祀りされてるのでその様な事も有ったんだと思います。

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映り込みで中の写真が上手く撮れませんが、お地蔵さんは木の厨子に納められていて左横の阿弥陀さん金色の光背が少し写ってます。f:id:jotoyumekoi:20220105182623j:plain

地蔵堂に祀られたお地蔵さん。
お化粧地蔵尊です。f:id:jotoyumekoi:20220105182709j:plain

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北野天満宮門前「とようけ茶屋」の隣です。f:id:jotoyumekoi:20220105182609j:plain

北野天満宮『影向松』

 北野天満宮大鳥居をくぐってすぐ右に「影向松」。

 立冬から立春前日までに初雪が降ると菅原道真公が降臨され、雪見を愛でながら歌を詠まれるという言い伝えがあり、初雪が降ると硯・筆・墨をお供えして神事「初雪祭」が行われてます。

 北野天満宮創建以前からこの地に存在したご神木だそうです。

 「影向(ようごう)」とは、神仏が姿を現す事を言い各地に石や松など多々有る様ですね。

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ハシブトガラス」が数羽、営巣中かな。f:id:jotoyumekoi:20220103233929j:plain

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大鳥居右の「影向松」。f:id:jotoyumekoi:20220103233959j:plain

北野天満宮『一願成就のお牛さん』

 京都歳末十二支パワースポット巡り「北野天満宮 撫で牛巡り」の一番の目的が境内北西にある小さな神牛舎に収まってる「一願成就のお牛さん」。

 「一願成就のお牛さん」がお祀りされてると有って、後方は受験生絵馬の奉納所に成っててこの時期暫くは大変な賑わいに成るようですが、私の目的は北野天満宮「撫で牛中最古」と言われるお牛さんにお詣りする事で、一願成就を願った訳ではありません。

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最古の撫で牛とあって、形状が良く解らなくなってます。f:id:jotoyumekoi:20220103171059j:plain

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鳥居の奥に「一願成就のお牛さん」神牛舎が鎮座してます。f:id:jotoyumekoi:20220103171129j:plain

北野天満宮・筋違いで『地主神社』

 北野天満宮本殿にお詣りするには、一之鳥居から参道を桜門をくぐった所花手水前を左に曲がり筋違いの参道に出ます。

 筋違いの参道へ向かわず真っすぐ進むと赤い御社「地主神社」に突き当たります。

 この筋違いの参道は、もともと北野天満宮がこの地に創建される以前から「地主神社」がお祀りされていて、北野天満宮はそれを避けて拝殿・本殿が置かれたからだと伝えられています。

 

桜門をくぐり参道へ出ると、本殿に向かう参道は左に曲がります。f:id:jotoyumekoi:20211231054150j:plain

左に曲がらず真っすぐ行くと、本殿東横通路の先に赤い御社「地主神社」が見えてきます。f:id:jotoyumekoi:20211231070931j:plain

摂社の「地主神社」。f:id:jotoyumekoi:20220109054736j:plain

地主神社f:id:jotoyumekoi:20220109054744j:plain