大阪府公文書館・令和4年度上期企画展示『所蔵資料からみる 明治時代の大阪』

 大阪府公文書館の所蔵資料による上期企画展示です。

 テーマが「所蔵資料からみる 明治時代の大阪」と言う事で時節柄大阪万博に絡めてか「第5回内国勧業博覧会」関係の資料展示が中心に成ってますが、先日見掛けた館報「大阪あーかいぶず」で、昨年12月に尋ねた東大阪市の「川中家」の文書目録が展示されていて、お話をお聞きした川中家の方は所蔵古文書は全て大阪府に寄贈したと言われていたのを思い出し近くなんで見学。

 166件の簿冊が収蔵されてるそうで、予約して置くと閲覧出来るので「近世」と「近代」の2冊にまとめられた文書目録を閲覧してから面白そうな資料が有れば閲覧して見たいですね。

 

川中家文書目録。

収蔵されてる資料の中で一番閲覧申し込みの多い資料が「神社・寺院明細帳」だそうです。

大阪府鳥瞰図(ちょうかんず)」(吉田初三郎画、1932年)常設展示です。

今昔館・企画展『漆造形の旗手 栗本夏樹の世界』

 新型コロナワクチン3回目から一か月弱、中和抗体価も高く成った処で、梅雨入り早々梅雨の晴れ間に、今昔館の企画展「漆造形の旗手 栗本夏樹の世界」です。

 作者の栗本夏樹さんは、京都市立芸大美術学部漆工専攻の教授だそうで、色々な素材を漆で仕上げた造形物が並んでます。

 欧米では陶磁器はチャイナ、漆器はジャパン、と呼びますが、今展示会の作品群もジャパンと呼ぶのかな~。

 

大阪歴博・第142回 特集展示『タイルとおおさか -日本における「タイル」名称統一100周年-』

 大阪歴博142回目の特集展示は「タイルとおおさか」、今年は1922年4月12日に東京上野で開催された全国タイル業者大会で「タイル」という名称に統一された日から100年周年に成り、それを記念した展示会などが名古屋の窯業メーカーを中心に各地で開催されていて、それにテーマを得て大阪歴博の特集展示です。

 日本でタイルが使われだした明治・大正期頃では「敷瓦」「化粧煉瓦」「貼付煉瓦」など様々な名称で呼ばれていたそうで、それを英語名称の「タイル(tile)」に統一され、今日では誰でもタイルと言えば同じ様な物が思い浮かぶと思います。

 欧米では、イスラムやヨーロッパの古タイルはアンティークタイルとして美術館・博物館や個人の収集品として骨董品的扱いがされていて、日本ではタイルの歴史が浅くその様なフィールドは存在しませんが、大阪歴博では今は無き大阪市内に存在した有名建築物の外壁タイルなど解体時などに寄贈を受けていて、今回はその一部の展示で、懐かしくも有り個人的にも感慨深い 展示会では有ります。

 

全体が三部構成に成ってます。

大阪歴博らしく遺跡から出土したレンガから始まります。

泉布観暖炉タイル。

阪大病院タイル。

明治期、瀬戸で生産された「本業敷瓦」。

旧八木通商ビルの外壁タイル。

旧八木通商ビルのテラコッタ

ダイビル本館のスクラッチタイルとテラコッタ

生駒ビルのスクラッチタイル。

左は大阪市交通局旧庁舎、右は府立天王寺高校のスクラッチタイル。

大阪市交通局の階段タイル。

左は阪急百貨店外壁、右は宇治電ビルのテラコッタ

阪急百貨店大食堂タイル。

近鉄百貨店阿倍野店外壁タイル。

左は府立天王寺高校、右は府立北野高校玄関タイル。

大阪市立愛日小学校タイル。

左は大阪放送会館、右は大阪朝日ビル外壁タイル。

日本放送協会大阪放送会館外壁テラコッタ

美章園温泉タイル。

フェニックスモザイクタイル。

フェニックス・モザイク「糸車の幻想」。

双葉温泉タイル。

第3章は建築家・中村順平さんのお仕事。

山口銀行本店レリーフ

山口銀行旧名古屋支店タイル。

山口銀行旧名古屋支店モザイク「鬼瓦」。

山口銀行旧名古屋支店モザイク「鯱」。

山口銀行旧名古屋支店モザイク壁面。

山口銀行旧名古屋支店モザイク「加藤清正」。

山口銀行旧名古屋支店モザイク「従者」。

会場です。

大阪歴博・特別展『~浮世絵師たちが描く~ 絶景!滑稽!なにわ百景!』

 大阪歴博特別展「~浮世絵師たちが描く~ 絶景!滑稽!なにわ百景!」です。

 大半の展示品はネットでも公開されててDLも出来る物も多いのですが、江戸後期から明治の展示品は退色も控えめで全体に鮮明なので原作品に近いと思われ、やはり実物を見てみる価値は有ります。

 数日前のNHK「ほっと関西」で、若い女性レポーターが頓珍漢な紹介をしてて結構気にも成ってましたが、展示は当たり前ですが頓珍漢では有りません。

 展示品の中で、明治22年(1898年)上町大地の西縁、現在の生玉公園辺りに有った高さ18m木造漆喰塗富士山型の展望台「浪花富士山」の大きな写真パネルには結構感激しますね。

 しかし、木造漆喰塗の展望台に「浪花富士山」と名付けて名所にしようとした大阪人の発想力には、色んな意味で脱帽物です。

 展示期間中入れ替えが有るそうで、「浪花百景」は2回、全体で1回展示替えが行われて16日は前期の最終日、定休日を挟んで18日から後期展示に移りますが23日から「浪花百景」2回目の入れ替えが有るので、その頃再度来て見ようかなと思ってます。

 

入口に撮影ポイントが置かれてました。

大坂城『焔硝蔵』

 大阪城西の丸庭園の中にある「焔硝蔵」

 大阪城公園敷地内には今でも幾つか蔵が残されて居ますが、「焔硝蔵」は西の丸庭園内にあるので外見だけですが見学するにはここは有料に成ります。

 江戸幕府大阪城大坂城代を置いた当時ほかにも何か所か「焔硝蔵」は存在したそうですが、落雷で焼失したり強度や構造上の問題が有り、新たに耐火耐久耐水に配慮した「焔硝蔵」が1685年ここに作られました。

 建築当時のままの姿で現存する唯一の「焔硝蔵」で、国の重要文化財指定を受けていて、年に数回内部が一般公開されてます。

 

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京橋の不思議な塔

 京橋コムズガーデン(京橋公園)南西角の向かい、表の焼肉屋さんの大きな看板で建物全体は良く解りませんが、屋上にレトロな塔が有ります。

 昔から結構よく通ってる道なのに以前何の建物だったか記憶に有りませんが、不思議な建物だと思いながら何時も前を通ってます。

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桜宮小橋地蔵尊 京橋行者堂

 何時もは前を素通りしてますが、常夜灯横の山茶花が目に付き始めてお詣り。

 JR大阪城北詰駅近く大阪市立桜宮幼稚園の道を挟んだ西側、由緒謂れは良く存じませんが、常夜灯に「理源大師」と刻まれていて、空海実弟・真雅(法光大師)に師事し醍醐寺を建立、真言宗小野流の祖、真言密教の継承者で、後に当山派修験道の祖とされた平安時代前期の真言宗の高僧「聖宝(理源大師)」をお祀りした行者堂のようで大変霊験あらたかな行者堂です。

 ですが、堂内の由緒書きをよく見ると堂にお祀りされてるのは「役行者尊(神變大菩薩)」だそうで、表の常夜灯は別のお堂から移されて来たとか、左の脇侍が「理源大師」かな、なんて思っています。

 地蔵堂の本尊は「子安地蔵尊」だそうで、大小合わせて12体の地蔵尊がお祀りされていて、周辺のお地蔵さんが合祀されたんだと思いますが、この辺りから東の城東区にかけては、今では埋め立てられ道路に成ってますが、淀川が北から流れ込み井路川や運河が入込んだ水郷地帯で、子供たちの水難事故が多く橋の袂やそこ此処の街角には地蔵さんが多く祀られていたと云う悲しい歴史も伺えます。

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大きく行者大菩薩、両脇に理源大師、地蔵尊と刻まれた常夜灯。f:id:jotoyumekoi:20220401143126j:plain

大きく地蔵菩薩、両脇に理源大師、行者大菩薩と刻まれた常夜灯。f:id:jotoyumekoi:20220401143134j:plain

手前に地蔵堂、奥が行者堂。f:id:jotoyumekoi:20220401143142j:plain

地蔵堂
大小12体のお地蔵さんがお祀りされていますが、神變大菩薩(役行者)の分身とされる本尊の子安地蔵尊はどのお地蔵さんなんでしょうか。f:id:jotoyumekoi:20220401143149j:plain

地蔵堂の扁額。
「のだばしの さかのほとりの なむぢぞう われをたのめど たすけたまうぞ」
と読めますが如何でしょう。f:id:jotoyumekoi:20220401143157j:plain

行者堂。f:id:jotoyumekoi:20220401143204j:plain

行者堂の中に保存会の由緒書が置かれています。f:id:jotoyumekoi:20220401143212j:plain

行者堂。
役行者尊(神變大菩薩)」がお祀りされてる様ですが、ご本尊は厨子に納められてて拝めません。f:id:jotoyumekoi:20220401143233j:plain

両脇に脇侍が置かれ、右の脇侍は「不動明王」かなと思います。f:id:jotoyumekoi:20220401143218j:plain

格式高く格子天井。f:id:jotoyumekoi:20220401143226j:plain

行者堂です。f:id:jotoyumekoi:20220401143240j:plain

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第141回 特集展示『新収品お披露目展』

 大阪歴史博物館の第141回特集展示は「新収品お披露目展」

 大阪歴博では開館以来の事業目的の一つとして、郷土大阪の歴史と文化を広く市民に紹介する為、毎年市民から資料の提供を受けて保管し、研究や展示等に活用を図っています。

 今回の「新収品お披露目展」では、2018年度、2019年度、2020年度に新たに収蔵された寄贈品の中から未公開のものを中心にて約20件が展示されています。

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生駒山地周辺の中世採集資料。f:id:jotoyumekoi:20220401140529j:plain

山根徳太郎博士の印鑑。f:id:jotoyumekoi:20220401140537j:plain

延暦文官参朝之絵図。f:id:jotoyumekoi:20220401140545j:plain

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右端の軸「花木小禽図・岸良 筆」。f:id:jotoyumekoi:20220401140601j:plain

角谷一圭 作の茶釜と釜鐶。f:id:jotoyumekoi:20220401140615j:plain

鍔透硯屏。f:id:jotoyumekoi:20220401140621j:plain

達磨像。f:id:jotoyumekoi:20220401140628j:plain

織寶会昭和己亥名物裂。f:id:jotoyumekoi:20220401140635j:plain

四天王寺獅子狩文錦(復元裂)。f:id:jotoyumekoi:20220401140642j:plain

    文楽人形「上人」。f:id:jotoyumekoi:20220401140649j:plain

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名庭絃阿弥所用 三味線。f:id:jotoyumekoi:20220401140711j:plain

三ツ山家住宅ステンドグラス。f:id:jotoyumekoi:20220401140718j:plain

中央「飛魚躍進図盆」。f:id:jotoyumekoi:20220401140553j:plain

右端「京屋唐箕」図。f:id:jotoyumekoi:20220401140657j:plain

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