親鸞の『顔』をめぐって(教学伝道研修会)

 北御堂(本願寺津村別院)で定期的に開かれてる「教学伝道研修会」の公開講座「親鸞の「顔」をめぐって」。 

 講師は気鋭の宗教研究者・大澤絢子さん、2022年にNHKブックスから上梓された「「修養」の日本近代」で注目されだした美人研究者さんで参加して見ました。

 経典など教団としての基本的な構成要因を何も残さなず、聞き書きや伝聞などを三代目・覚如がまとめて教団としての体裁を整えたのが現在の浄土真宗教団で、親鸞自体の具体的な存在も明治期一時否定されかけていて、逆にその事が親鸞解釈の自由さでもって小説の題材として吉川英治五木寛之など多数取り上げられ余計解り辛く成って来ますが、で有れば私たちも自由に親鸞像を形成でき、講師の大澤絢子さんも「親鸞『六つの顔』はなぜ生まれたのか」を以前上梓されていて親鸞の面白さでも有ります。

 親鸞自体は法然の弟子を自認していた様ですが、法然自身は弟子と言うより同志的なとらえ方をされてた様で、時には対立も有った様で浄土宗と浄土真宗の微妙な関係に通じる様です。

 会場には「教学伝道研修会」と有って僧籍の方が多数おられた様ですが、機会が有ればまた参加して見たい公開講座です。

 

数年ぶりの北御堂本堂。

当日の配布資料。

江戸時代、僧侶の妻帯は「女犯」とされ重罪でしたが、浄土真宗のみ許されてたそうです。

南無阿弥陀仏

2024年『Wダイヤモンド富士』

 富士山頂初日の出から約1時間後、同じくテレ朝恒例の富士五湖本栖湖竜神池に浮かぶ富士山とのWダイヤモンド富士のTVライブ中継。

 今年は昨年と違い湖面に氷は有りませんが、湖面にさざ波が立っていて湖面に映る富士山は現れず「Wダイヤモンド富士」とは成りませんが、暖かな新年の幕開けでそれはそれで良かった様です。

 

ここに富士山が写る筈でした。

宇治市源氏物語ミュージアム

 宇治神社宇治上神社のお詣りを済ませ「早蕨の道」をぶらぶら歩いてると「宇治市源氏物語ミュージアム」

 「宇治市源氏物語ミュージアム」とは、1998年宇治市によって開館された調度品など実物大の模型や映像により光源氏や「宇治十帖」の世界を分かりやすく紹介するほか、テーマごとに分かれた展示ゾーンは、当時の面影、文化を伝えるとともに、源氏物語の魅力を様々な映像で紹介しています。

 また3000冊以上もの蔵書を取り揃え、見るだけでは無く実際に文章を読んで楽しむことも出来、定期的に講座が開かれ源氏物語平安時代をより深く学んでもらうための取組もされていて、千年の時を超え愛され続ける源氏物語の世界に触れる事が出来ます。

 残念な事に29日から年末年始の休館中で入館は叶いませんが、来年のNHK大河ドラマのテーマでも有り、何れまた訪れて見たい施設では有ります。

 

さわらびの道。

29日から年末休みで入館は叶いません。

宇治『早蕨の道』

 宇治上神社から晩秋の気配が色濃く残る「早蕨の道」に出て、帰り道の京阪宇治駅まで散策。

 「早蕨(さわらび)」と言うと、「源氏物語」五十四帖中の巻第48帖 第三部の一部「宇治十帖」の第4帖にあたり、登場人物の「宇治の中君」が詠んだ「この春は 誰にか見せむ 亡き人の 形見に摘める 嶺の早蕨」に因み、途中には源氏物語・最終章「宇治十帖」にちなむ「総角之古跡」碑なども置かれ、半月前辺りだと紅葉が見事な「源氏物語の細道」だった様で、この辺りは来年のNHK大河「光る君へ」で大ブレークしそうです。

 少し歩くと年末休館中の「宇治市源氏物語ミュージアム」に差し掛かり、通り過ぎた処で府道宇治線に出て、朝霧通の宇治橋東詰から京阪宇治駅に戻ります。

 

さわらびの道。

宇治市の花「やまぶき」のレリーフの入った水路の蓋。

植えられてるのは「ヒカルゲンジ」と命名されてるツバキ。

大吉山ハイキングコース登り口。

宇治十帖「総角之古跡」碑。

宇治市源氏物語ミュージアム

宇治橋

12月の日の入りは早く、宇治川に掛かる年の瀬の夕日。

世界文化遺産『宇治上神社』

宇治神社」で4羽の兎を探し終えた処で「宇治上神社」へ向かいます。

 「宇治上神社」は1994年にユネスコ世界遺産「古都京都の文化財」の構成資産の1つとして17カ所の社寺と共に登録されています。

  御祭神は、「菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)」「応神天皇」「仁徳天皇」の三柱をお祀り。

 「宇治神社」とは二社一体の存在とされ、応神天皇離宮がこの地に有った事から合わせて正式には「宇治離宮明神」と呼ばれ、平等院が1052年に創建されるとその鎮守社とされます。 現存する日本最古の神社建築で有る流造の覆屋根本殿内には、正面一間社流造の内殿3社が並立されています。

 大吉山の斜面に創建された境内はあまり広くは無くて短時間で拝観出来ますが、平安時代初期に造営された日本最古の神社建築を堪能できます。

 しかし12月30日の参詣ですが、外人観光客の多い事には少し驚かされ多分団体で来られてるんだと思いますが、意外と良く知られてるんだと感心してます。

 

正門。

正門をくぐった所で授与所。

拝殿。

花車の生け花を制作中。

此方は完成してます。

拝殿左の「清め砂」。

宇治七名水の一つに数えられていた「桐源水」。

宇治上神社」は、全域が京都府重要文化財

本殿の東側に摂社「春日神社」。

摂社「春日神社」。

末社

末社

稲荷社。

国の重文・本殿。

拝殿右の「清め砂」。

花車も完成した様です。

「早蕨の道」に出ます。

京都歳末十二支パワースポット巡り・癸卯『宇治神社』

 毎年行ってる「京都十二支パワースポット巡り」今年2023年は宇治市の「みかえり兎」で有名な「宇治神社」

 京都市で兎神社と言うと岡崎神社ですが、12年前の「癸卯」に2回お詣りしてるので宇治市では有りますが「癸卯」のお詣り。

 御祭神は「菟道稚郎子命(うじの わきいらつこの みこと)」第十五代・応神天皇の皇子、文教の始祖として「学業成就」「受験試験合格」の神様とされます。

 応神天皇菟道稚郎子皇子を皇嗣と定められて居ましたが、典籍に通じた皇子は長子相続を望み、兄の大鶴鷯皇子(仁徳天皇)との応神天皇崩御皇位継承が三年間の譲り合いと成り皇位継承を早めるため自害した悲劇の皇子でも有ります。

 その菟道稚郎子皇子が、河内の国から菟道(宇治)へ向かう道中で道に迷った時一羽の兎が現れ、振り返りながら命を先導したという古伝が「兎(みかえり兎)」と「宇治神社」との関わりで、その兎は神の使いとされています。

 コロナ禍の筋力の衰えと、以前からの膝や腰の痛みが重なり今年も一昨年昨年同様12月30日の「京都十二支パワースポット巡り」に成りましたが、縁起物でも有るし来年の辰年は参拝先も今年と違って寺院ですが決めて有るので、1月か2月中にはお参りしたいとは思っています。

 

宇治川

宇治神社

参道途中の手水舎。

最初の兎。

拝殿(桐原殿)。

中門前の鳥居。

中門。
奥に国の重要文化財の本殿。

本殿正面の兎。

みかえり兎。

本殿正面左の兎。

本殿右の兎。

後方が本殿。
国の重要文化財

兎の提灯。

末社群。

末社群。

パワースポット。

4羽目の兎。

兎の絵馬が収められてる絵馬殿。

兎の絵馬。

参集殿。

兎みくじ。

拝殿から本殿。

宇治上神社に向かいます。

宇治『朝霧通』

 2023年も年末に成ってしまった「京都十二支パワースポット巡り」、京阪宇治駅から宇治川沿いの「朝霧通」を南に目的の「宇治神社」へ向かいます。

 コロナ以前なら「早蕨の道」から「宇治上神社」と「宇治神社」を廻って「朝霧通」に出て「興聖寺」に立ち寄り、宇治川を渡り「平等院」まで廻りたい処ですが、腰と膝に自信がなく「宇治上神社」から「早蕨の道」に出て「宇治市源氏物語ミュージアム」そばを通って京阪宇治駅に戻ります。

 距離的には物足りませんが、以前より歩くのが遅く写真撮りながらなんで、時間的には良い選択だったと思っていて「平等院」はまた次回と言う事です。

 

駅名下の巨大なステンドグラス障壁画「飛翔」。

宇治茶の老舗「通圓本店」

手握り回転寿司「函館市場」。帰りに寄ろう。

和菓子の「駿河屋」京阪宇治駅前

橋寺放生院。
真言律宗の寺院、山号は雨宝山。
近くの宇治橋を管理していたので「橋寺」の通称で呼ばれるそうです。

開運不動尊「正覚院」。
高野山真言宗の寺院。

宇治川沿いの「朝霧通」。

京都府茶業会館

宇治茶道場「匠の館」

宇治川
前方は中洲の橘島に架かる「朝霧橋」。

中洲の塔の島から「橘橋」で対岸。

宇治川宇治橋

宇治七名水「離宮水」。

今は枯れていて水道水が流されてるそうです。

宇治市名木百選「くぬぎ」。

朝日焼作陶館

宇治神社到着。

【ピースおおさか】特別展・沖縄の学童疎開船『対馬丸』事件

 ピースおおさかの特別展『対馬丸』事件 ~いま生きる私たちへのメッセージ~。

 いまから79年前の1944年8月22日、沖縄からの疎開学童約800人を乗せた日本の貨物船「対馬丸」が、長崎に向かう途中米海軍潜水艦「ボーフィン号」によって撃沈され、疎開学童784人を含む1,484人が死亡しました。

 対馬丸事件から79年後の今日、世界では戦火により多くの子どもたちの夢や希望が奪われ続けています。

 ~いま生きる私たちへのメッセージ~、パネル展です。