宇治『早蕨の道』

 宇治上神社から晩秋の気配が色濃く残る「早蕨の道」に出て、帰り道の京阪宇治駅まで散策。

 「早蕨(さわらび)」と言うと、「源氏物語」五十四帖中の巻第48帖 第三部の一部「宇治十帖」の第4帖にあたり、登場人物の「宇治の中君」が詠んだ「この春は 誰にか見せむ 亡き人の 形見に摘める 嶺の早蕨」に因み、途中には源氏物語・最終章「宇治十帖」にちなむ「総角之古跡」碑なども置かれ、半月前辺りだと紅葉が見事な「源氏物語の細道」だった様で、この辺りは来年のNHK大河「光る君へ」で大ブレークしそうです。

 少し歩くと年末休館中の「宇治市源氏物語ミュージアム」に差し掛かり、通り過ぎた処で府道宇治線に出て、朝霧通の宇治橋東詰から京阪宇治駅に戻ります。

 

さわらびの道。

宇治市の花「やまぶき」のレリーフの入った水路の蓋。

植えられてるのは「ヒカルゲンジ」と命名されてるツバキ。

大吉山ハイキングコース登り口。

宇治十帖「総角之古跡」碑。

宇治市源氏物語ミュージアム

宇治橋

12月の日の入りは早く、宇治川に掛かる年の瀬の夕日。