大阪市教育委員会主催で開催された、平成25年度 大阪の歴史再発見 第3回「 青湾碑と青湾茶会」です。
櫻宮の堤防下大川に青湾という小湾があり、水が青淡で最も茶の湯に適したので、豊臣秀吉はここの好んで用い、青湾の名は秀吉に仕えた茶人・大江青湾に因むとも、移植した杭州・西湖の柳の色が湾に青く映ったことに因むとも、ここの水は西湖の味がするとした事によるとも言われます。
青湾の碑は、1862年(文久2年)文人画家・田能村直入が、播州山崎藩主本多忠明に「青湾」の2字の揮毫を依頼し碑を建てたそうですが、最近まで手入れもされず放置されていました・・・。
と云うのも、所有者が不明で、建碑した田能村直入に権利が有る様なのですが、1862年の事でそれも明確でなく放置されていたという事の様です。
経緯はよく知りませんが、最近ようやく行政(大阪市)が整美する様な見解に成ったそうで、雑草なども取り除かれ大川河川敷遊歩道からも伺えるように成ってます。
会場。
「青湾碑と青湾茶会」、ほぼ満席!
青湾の碑は、1862年(文久2年)文人画家・田能村直入が、播州山崎藩主本多忠明に「青湾」の2字の揮毫を依頼し碑を建てたそうです。
講師は、大阪市立美術館学芸課長・守屋 雅史さん。
結構ページ数の多い資料を頂きました。
会場の一角に茶席が設えて有ります。
掛軸は伊藤若冲のレプリカだそうです。
煎茶道 茶道具。
本日の宗匠。
売茶翁の御衣裳。
煎茶を2服と茶菓子を戴き、青湾碑の見学に向かいます。
青湾碑前、見学会。