歴史あふれる北船場を訪ね歩くまちあるき『生駒ビルヂング』

 「歴史あふれる北船場を訪ね歩くまちあるき」の途中で「生駒ビルヂング」

 江戸末期から続く袋物・小物商の「大権堂」が淀屋橋で1872年「大権堂・生駒商店」として創業、御堂筋の拡張に伴い現在地に移転、1930年「生駒時計店」の本店ビルとして建設されたのが「生駒ビルヂング」、国の「登録有形文化財」に指定されています。

 設計は、堺筋難波橋柴島浄水場大阪市水道記念館)などを手がけた宗兵蔵、全体的にはアールデコ調ですが、手の込んだ細部意匠を各所に取り入れ宗兵蔵の設計らしく折衷主義の近代名建築の一棟として、戦災などにも耐え抜き現在に至ってます。

 

生駒ビルヂングf:id:jotoyumekoi:20210402180328j:plain

屋上の時計塔。f:id:jotoyumekoi:20210402180339j:plain

ショーウインドウの上部に置かれた御影石の鷹の彫刻。f:id:jotoyumekoi:20210402180350j:plain