京都中央信用金庫東五条支店(旧村井銀行五条支店)

 明治のたばこ王として有名な村井吉兵衛が設立した村井銀行の五条支店として1924年竣工。

 設計は村井銀行建築部長をしていて村井銀行の他支店など重厚な古典様式の銀行建築を多く残した吉武長一、煉瓦造石張の2階建で施工は清水組(現・清水建設)。

 屋上バラストレードやイオニア式のオーダー(但し角柱)がつけられるなど、古典様式の意匠は以前訪ねた旧村井銀行七条支店(こちらはドリス式オーダー)などと共通していて吉武長一の得意とする処です。

 銀行は営業中なので中を覗いて見ましたが取り立てて何の変哲も無い銀行で、ここまで来たので国道を渡って全景も取りたいし、五条大橋袂の「半兵衛麩本店」なども見に行きたく成って来ますが、「京都歳末十二支パワースポット巡り」で足は限界なのでこれまでにします。

 

京阪・清水五条駅のすぐ東、五条通国道1号線)に面したよく目立つ所。

アーチ形の窓枠は下部がアルミに変えられてる様で少し残念。

京阪・清水五条駅から、五条通沿いの京都中央信用金庫東五条支店。