9月のピースおおさかウィークエンド・シネマは「ベン・ハー(1925)」。
映画「ベン・ハー」と言っても1959年チャールトン・ヘストン主演で製作され、アカデミー賞を総なめにした70ミリ作品では無く、1925年サイレント映画としては最高額の製作費390万ドルという破格の巨費を掛けて製作され当時としては超大作の「ベン・ハー」。
1959年作品監督のウィリアム・ワイラーは、1925年作品では助監督として参加していて1959年作品は1925年作品のほぼ完全なリメイク版と言え、中盤の海賊とローマ海軍の海戦場面や終盤のクライマックスシーンで有る「チャリオットレース」など現在と違ってすべて実写で、1925年当時の撮影機材でどうやって撮ってるのかななんて想像しながら、この2場面を見てるだけでも映画の醍醐味が味わえます。
物語は、「ベツレヘムの星」から始まり「ゴルゴダの丘」で終わる主人公「ベン・ハー」の物語で有るとともにキリストの物語でも有り、挿入されてるエピソードなどは旧約聖書の知識がある程度有れば依り興味深く鑑賞出来ます。
ピースおおさか1階の講堂が会場。
開演前、後少しで上映が始まります。
1925年のポスター。製作会社の「MGM」は前年3社合併で設立されたばかり。