久しぶりに参加します羽曳野市史遊会の古代史教室見学会、今回は奈良県橿原市八木町から「今井寺内町」と建国伝承の地「畝傍山」の周囲 ”伝承の大王墓” を巡ります。
「八木札の辻交流館・東の平田家(旧旅籠)」から八木の町並みを少し南に「延命院八木寺 」「八木春日神社」が並んいて神仏習合時代の鎮守と神宮寺の関係の様に見えますが定かではないそうです。
「補陀落山 延命院八木寺」は、桜井市の長谷寺を開山した徳道上人によって天平時代に建てられた八木寺の後身寺院で、ご本尊の十一面観世音菩薩像は長谷寺の十一面観世音菩薩と同じ霊木から彫りだされたという事で別名「福寿観音」と呼ばれています。
「八木春日神社」は、天児屋根命・武甕槌命・姫大神・経津主命を祀る旧村社、創始の時期などは記録が無く不明だそうですが、当神社神域所在の礎石四個や付近出土の古瓦が、奈良期の寺院形式の物とされている点から、この辺り一帯が「和名抄」や「大和志」の記載から国分寺跡とも推察され、「延命院八木寺」「八木春日神社」と国分寺を含めて何らかの関係性が感じられます。
延命院八木寺の本堂が見えてきました。
左は鐘楼。
延命院八木寺本堂。
八木春日神社大鳥居。
八木春日神社二の鳥居と拝殿。