大阪女学院ヘールチャペル 登録有形文化財登録記念講演会『ヴォーリズ建築に抱かれて』

 1884年に開校、130年を超える女学校「大阪女学院」の礼拝堂「ヘールチャペル」が、昨年秋 国の登録有形文化財に登録されたのを記念しての講演会です。

 戦災によってほぼすべての校舎を失った大阪女学院が、1951年米国ミッション・ボードからの寄付を受け、創設者 A.D.ヘールの名を冠して「ヘールチャペル」と名付けられ、ウィリアム・メレル・ヴォーリズの手により再建されました。

 その後、学院100周年にあたる1984年に増築を伴った大改修工事を受け、内部を一新1200席のホールに生まれ変わり、2001年に再度改修を行い現在の姿に至っています。

 年代としては比較的新しい建物ですが、1950年代の建築自体現存するのは意外と珍しく、戦後復興期を代表するヴォーリズ建築であることが評価された様です。

 

南門から。f:id:jotoyumekoi:20190930190802j:plain

へールチャペル。f:id:jotoyumekoi:20190930190811j:plain

左が「国登録有形文化財」エンブレム、右は長期にわたり優良な維持保全に努めた建築物に贈られる「BELCA賞f:id:jotoyumekoi:20190930190817j:plain

2階エントランス。f:id:jotoyumekoi:20190930190826j:plain

大阪芸術大学建築学科 教授・山形政昭氏。「ヴォーリズの学校建築として」。f:id:jotoyumekoi:20190930190836j:plain

元一粒社ヴォーリズ建築事務所所長・石田忠範氏。「戦争と平和の狭間にて」。f:id:jotoyumekoi:20190930190851j:plain

中央がオパールガラス、周りはバロックガラス、光の角度によって色が変わる型板ガラスです。f:id:jotoyumekoi:20190930190845j:plain

大阪女学院中学校・高等学校ハンドベル部の演奏。f:id:jotoyumekoi:20190930190900j:plain

トークセッション「ヘールチャペルとヴォーリズ建築について」。f:id:jotoyumekoi:20190930190908j:plain

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中央にステンドグラスを用いた窓も有ります。f:id:jotoyumekoi:20190930190947j:plain

ラウンドアーチの窓。f:id:jotoyumekoi:20190930190956j:plain

2階ベランダ。f:id:jotoyumekoi:20190930190939j:plain

2階ベランダから中庭。f:id:jotoyumekoi:20190930190930j:plain