豪商にして財閥、住友家15代・住友吉左衞門友純が大阪府に寄贈「大阪図書館」として1904年に開館した、古代ローマのパンテオンに範を執った新古典主義様式の壮麗な図書館、竣工年は東京・帝国図書館の1906年より2年古く大大阪時代を今に伝える数少ない建築物で、設計は 野口孫市、日高 胖。
1996年東大阪市荒本に一般書から学術書まで幅広い分野の書籍を所蔵する大阪府立中央図書館が開館した事により、古文書や大阪関連の文献、ビジネス関係分野の書籍などの資料庫的役割を担う図書館で、蔵書数は約55万冊 2013年耐震などの大規模な改修工事を受け建物は国の重要文化財に指定されています。
大階段が配置されたドームを見上げる吹き抜けの空間。
青銅製の円型ドーム。
主館三階の記念室、明治・大正期の調度そのままに風格を感じる半円の扇窓。
ライブラリーショップ。
今でも現役、スチーム暖房。
真鍮製の手すりを備えた非常階段。