特別企画展『動物絵画はお家芸 -大坂・森派の絵描きたち-』

 大阪歴史博物館の特別企画展「動物絵画はお家芸 -大坂・森派の絵描きたち-」です。

 昨年2月に開催された特別展「猿描き狙仙三兄弟 -鶏の若冲、カエルの奉時も-」が新型コロナ禍のため3日間しか開館出来なかったのでその代参として再構成した特別企画展で、出品点数は減らされてる様ですが今回は常設展示観覧券だけで鑑賞出来るので大変リーズナブルな企画展に成ってます。

 展示作品の中では、展示作品数も多くやはり森三兄弟の末弟・森狙仙の猿図が目に付き、緻密な描写力や観察眼には「猿描き狙仙」の名に相応しい画力を感じさせ、現在では森狙仙の名声に隠れた兄・陽信と周峰の多様性に富んだ作風にも興味は尽きません。

 今回の展示会では、森狙仙の作風に影響を与えたという丸山応挙の「遊鯉図」「双鶴図」「波濤図」3点が森派前史にジャンル分けされ展示されていて全体に重厚さが増しています。

 

撮影禁止なので写真は此処まで。入口に置かれてるのは顔出し看板。f:id:jotoyumekoi:20210423200824j:plain

新館長のご挨拶。f:id:jotoyumekoi:20210423200815j:plain

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