西隆寺・回廊跡遺跡

 平城宮跡歴史公園での「ツバメの塒入り」観察では近鉄奈良線大和西大寺駅を下車、そのまま東に平城京跡に向かいますが、向かう途中に駅前開発で発掘され和同開珎出土でも良く知られた「西隆寺遺跡」が保存されています。

 「西隆寺」は、現存する僧院の「真言律宗総本山・西大寺」に対する尼寺として西大寺創建の6年後770年に創建され、南都七大寺の寺格を有する西大寺に続く格式を有した官寺で有った様です。

 回廊遺跡の場所は、大和西大寺駅北口を出て道路を東に渡った商業ビルの裏に成り奈良文化財研究所の紹介ビデオに沿って歩きますが、紹介されてた塔跡に行く目印のみずほ銀行西大寺支店が3月に移転していて気が付かず見落としていて少し残念です。

 このリンクから奈良国立文化財研究所が1976年に発行した 詳細な「西隆寺発掘調査報告書」がDL出来ます。

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赤丸の部分が保存されています。f:id:jotoyumekoi:20210814045737j:plain

案内板赤丸の角の部分。f:id:jotoyumekoi:20210814045726j:plain

外側、ここも遺跡の一部。f:id:jotoyumekoi:20210814045748j:plain