大阪歴博142回目の特集展示は「タイルとおおさか」、今年は1922年4月12日に東京上野で開催された全国タイル業者大会で「タイル」という名称に統一された日から100年周年に成り、それを記念した展示会などが名古屋の窯業メーカーを中心に各地で開催されていて、それにテーマを得て大阪歴博の特集展示です。
日本でタイルが使われだした明治・大正期頃では「敷瓦」「化粧煉瓦」「貼付煉瓦」など様々な名称で呼ばれていたそうで、それを英語名称の「タイル(tile)」に統一され、今日では誰でもタイルと言えば同じ様な物が思い浮かぶと思います。
欧米では、イスラムやヨーロッパの古タイルはアンティークタイルとして美術館・博物館や個人の収集品として骨董品的扱いがされていて、日本ではタイルの歴史が浅くその様なフィールドは存在しませんが、大阪歴博では今は無き大阪市内に存在した有名建築物の外壁タイルなど解体時などに寄贈を受けていて、今回はその一部の展示で、懐かしくも有り個人的にも感慨深い 展示会では有ります。
全体が三部構成に成ってます。
大阪歴博らしく遺跡から出土したレンガから始まります。
泉布観暖炉タイル。
阪大病院タイル。
明治期、瀬戸で生産された「本業敷瓦」。
旧八木通商ビルの外壁タイル。
旧八木通商ビルのテラコッタ。
生駒ビルのスクラッチタイル。
左は大阪市交通局旧庁舎、右は府立天王寺高校のスクラッチタイル。
大阪市交通局の階段タイル。
左は阪急百貨店外壁、右は宇治電ビルのテラコッタ。
阪急百貨店大食堂タイル。
左は府立天王寺高校、右は府立北野高校玄関タイル。
元大阪市立愛日小学校タイル。
左は大阪放送会館、右は大阪朝日ビル外壁タイル。
美章園温泉タイル。
フェニックスモザイクタイル。
フェニックス・モザイク「糸車の幻想」。
双葉温泉タイル。
第3章は建築家・中村順平さんのお仕事。
山口銀行本店レリーフ。
山口銀行旧名古屋支店タイル。
山口銀行旧名古屋支店モザイク「鬼瓦」。
山口銀行旧名古屋支店モザイク「鯱」。
山口銀行旧名古屋支店モザイク壁面。
山口銀行旧名古屋支店モザイク「加藤清正」。
山口銀行旧名古屋支店モザイク「従者」。
会場です。