『モダン中之島コレクション展』関連シンポジウム『歴史の可能性を可視化するー再現される大阪市中央公会堂コンペ案』

 4月28日から池田市石橋の大阪大学総合学術博物館で開催中の第16回特別展「モダン中之島コレクション “大大阪” 時代の文化芸術発信センター」の関連シンポジウム「歴史の可能性を可視化するー再現される大阪市中央公会堂コンペ案」です。

 関連シンポジウムとしては3回目で、前2回が阪大学内の待兼山修学館での開催でしたが今回は大阪大学発祥の地ともいえる大阪市中央公会堂で、参加定員も大幅増加に成っていて参加。

 今回のテーマが「歴史の可能性を可視化するー再現される大阪市中央公会堂コンペ案」と言う事で、中央公会堂の設計コンペに応募された13コンペ案を残された資料から検証、第2講では13コンペ案のうち武田五一案、矢橋賢吉案、中条精一郎案、伊東忠太案、大江新太郎案の5作品原画をフォトショで現代の風景と合成して、採用された岡田信一郎の案と現風景とを比べて見ると云う試みが大変興味深く、色付けなど合成画製作者の外連味タップリの遊び心も発揮されていて、時間や残された資料の制約から5作品の合成しかされて無いのが残念でした。

 石橋の展示会場では、武田五一と矢橋賢吉の透視画原画が展示されてるそうで、久しぶりに石橋まで行って見ようかなと思ってます。