羽曳野市の「NPO法人 フィールドミュージアムトーク史遊会」の月例会に便乗して、本日終了の大阪大学総合学術博物館 第17回企画展『野中古墳と「倭の五王」の時代』見学です。
野中古墳とは、大阪府藤井寺市野中に存在する古墳で、古市古墳群のほぼ中央に位置する5世紀の古墳です。
この古墳は墳丘長225mの墓山古墳に近接して築造された一辺37メートルの小さな方墳で、「うらやぶ」と呼ばれ発掘調査がなされるまでは古墳かどうかさえ定かでない小高い丘でした。
しかし、1964年大阪大学文学部国史研究室によって実施された発掘調査によって、当時の政治社会や対外交流を知るうえで、貴重な手がかりを有することが判明、甲冑をはじめとする鉄製品、土器類などの副葬品が出土しました。
その野中古墳から出土した11領の甲冑が一堂に初公開される企画展です。
野中古墳地元の方たちなので、レプリカでも制作して返してくれないかな~・・、何て話しながら、この後昼食後豊中市桜塚の桜塚古墳群巡りを行いましたが、とにかくよく歩きました。
集合地点、阪急宝塚線・石橋駅。
沢山の方が参加される月例会で、53名だそうです。
大阪大学総合学術博物館は2002年4月1日に設置、旧帝大の附属博物館としては最後発で、後方は展示施設「待兼山修学館」。
開設当時の建物は、大阪大学会館として利用されています。
玄関に展示されているマチカネワニのレプリカ。
阪大博物館の象徴の様な物です。
若い研究者の方からブリーフィング。
この後館内を一緒に、展示物の解説をして頂きました。
三角板革綴襟付短甲・革製衝角付冑。
背中から。
鉄製の鋤・鍬などの農具。
ナイフ類。
鉄製だけでなく青銅製や石器も有る様です。
左は鏃。
上は復元された矢と鏃。
右は、鉋、鑿、鋸、などの道具類。
三角縁神獣鏡と玉。
こちらの青銅鏡は少し雑な造りです。
下は管などの装飾品。
展示ルーム。
階段のステンドグラス。