OMMビルから中之島図書館に予約本の借り出しに、ちょうど17時過ぎライトアップが点灯した所。
明るい内かもっと暗いか、こんな時間帯に来たこと無いので結構新鮮ですね。
阿波座まで来たので帰りは霊験あらたか「サムハラ神社」に立ち寄り。
祭神は「天之御中主神」「高皇産霊神」「神皇産霊神」の造化三神、その三神が一体化した護符が「サムハラ」とされます。
サムハラ神社は、岡山県津山市加茂町の小さなお社を地元の田中富三郎さんが1935年に再興したのが神社の創始(現奥の院)、その後無許可だったとして岡山県特高課(いわゆる特高警察、戦前神社は国営でした)から撤去を求められ解散、制約の無くなった戦後に当時は中之島に在った豊国神社(中央公会堂の辺り)の隣に1950年建立されたのが大阪での始まりで1961年現在地へ移築遷宮され、表の由緒書には岡山の奥の院ともに中之島の地名が記されているのは中之島当時の由緒書が使用されてるのだと思います。
「(サムハラ)」の文字は仏教以外の「道教」「儒教」「神道」などに用いられる漢字系の神字、サムハラは「神道系神字」で、4文字を墨書きして護符として持つという信仰の事は江戸時代中期頃から記録に残ってるそうで、よく神社などに残されてる「神代文字」と混同されますが、「神代文字」は漢字とは別体系なので直接関係は無いようです。
以前はサムハラ神社のご加護で難を逃れた人々のパネルがエピソード共々住所名前入りで表の外柵に掲示されてましたが、今は外された様です。
霊験あらたかなパワースポットで、参拝者が引きも切らず熱心にお参りされ、立売堀の事業所の方らしき方達も参拝されてる様で今でも信仰を集めてる神社ですね。
処で、不定期授与で入所困難と有ってNETなどで高額売買されたりしていた御神環(指輪形肌守)の授与は、混乱を避けるため昨年9月から中止に成っていて再頒布などは未定だそうで残念ですね。
ご由緒書。
手水舎。
拝殿。
今は御神環(指輪形肌守)の授与は行われて居ません。
秋ですね~。
鳥居の向こうに山茶花と椛。
北口、右隣りは大阪府警第1機動隊。
サムハラの神字。
11月も半ばを過ぎ街はすっかり秋色模様、なのに今日は照り付ける日差しに汗ばむような小夏日和、大阪府立江之子島文化芸術創造センター通称「enoco」で29日まで開かれてる岩宮武二さんの生誕100年を記念した写真展「岩宮武二のまなざし」です。
岩宮武二さんは大阪を拠点に国外も含めて国内数多くの土地を撮影、日本の美を追い求めた写真家で「佐渡」を題材にした写真集などが高い評価を得てますが、今回の写真展でも4部構成の中の1部は「佐渡」がテーマの連作で全展示作品数の半分近くに成ると思います。
今年は岩宮武二生誕100周年と云う事で、新年早々から各地のフォトギャラリーなどで記念作品展が開かれてましたが、大阪府では所蔵する「大阪府20世紀美術コレクション」約7900点の中に約700点の岩宮作品を所蔵してるそうで、大阪にゆかりのある写真家だけに年1回位の定期展開催も良いのかなと思ってます。
Ⅰ初期。
Ⅱ佐渡。
佐渡。
佐渡。
佐渡。
Ⅳ余技。
余技。
大阪くらしの今昔館では、京都市立芸大で絵を学んだ若手日本画家グループが2012年結成した「景聴園」に2017年作品制作を依頼、それ以来幾度か今昔館館内の見学などを重ね制作された作品と、彼らにインスピレーションを与えた今昔館館内の収蔵品を「描きひらく上方文化」として関連付けて展示されています。
新たに制作された作品は今昔館の収蔵品とされるんだと思いますが、面白い企画なんで民芸品などにも対象を広げて続けられたら良いなと思います。
企画展示室。
低料金で企画展だけ入場できる様に別に入口が設けられてます。
神農さん。
住吉踊り。
上方歌舞伎役者絵。
松平 莉奈「大阪はたらくおんなの十景」×機械式計算機・パソコン・電話機。
三橋 卓「遊び・玩具」×郷土玩具・羽子板。
上坂 秀明「大阪の水景」×よと川の図(淀川勝景)。
合田 徹郎「大坂文人たちの交流」×福原五岳「虎渓三笑図」。
今回作品中、私のお気に入り!
大阪市役所南土佐堀川沿いの「みおつくしプロムナード」、紅葉の始まった150mのケヤキ並木ライトアップの準備が始まってました。
今年の「大阪・光の饗宴2020」は新型コロナ感染防止ため、大阪市中央公会堂プロジェクションマッピング上映時間が約1分に成るなどの変更は有りますが、ほぼ例年通り大阪の街に夜の帳が降りる頃、御堂筋を中心に淡く優しい光に包まれます。