特別講演会『古代大阪のシンボル-難波宮』

 大阪歴史博物館で開催された、大阪観光コンベンション協会主催の特別講演会「古代大阪のシンボル-難波宮」を聴講しました。

 参加予定者が、大阪観光ボランティアガイド協会、大阪SGGクラブ、「大阪あそ歩」ガイド・サポーター、ホームビジット協賛員の皆さんという事で、大阪の主だった観光ボランティアガイドさんたちは参加されて居る様です。

 難波宮とは、数々の偶然が重なり大都市大阪のど真ん中に、奇跡的に残されていた地下遺構で、難波宮自体は「日本書紀」に記載が有っただけで、遺跡発見までは幻の宮で現在でも謎が多く、特に前期難波宮に付いては講師の大阪歴史博物館学芸員も、大阪歴博の見解と断ってからのお話でした。

 前期、後期を通じて大きな謎の一つに、宮(宮殿)を取り巻く京(みやこ・都市住民の居住地域)の存在で、当時の大阪の海に突き出た半島の様な地形から否定的な見解が多いようですが、朱雀門から連なる「難波大道」の発掘調査などから、小規模ながらも京の存在も否定できず、今後の発掘調査待ちです。

 

午前、午後2回の講演で、私は午後の講演会に参加しました。

復元された高床式「法円坂倉庫」の屋根が会場の窓から望めます。

発掘調査の後、埋め戻された難波宮遺構。

幻の難波宮を発見された故「山根徳太郎博士」。

大阪歴史博物館の地下1階は、発掘された礎石がそのまま保存されています。

復元された「法円坂倉庫」の高床式建物。

礎石の発掘調査から、16棟以上の建物群が存在していた様です。

大阪歴史博物館大阪NHKホール