大阪府庁本館活用事業 ・ひょうたんから独楽(こま)劇場『府庁本館見学会』

 府庁本館活用事業・ひょうたんから独楽(こま)劇場「能 羽衣」鑑賞会の後、大阪府庁本館見学会です。

 

 現在の府庁本館は三代目で、大阪城西側にあった陸軍用地の払い下げを受け1926年10月31日に完成しました。

 建築設計は懸賞募集による全国からの81通の設計コンペで平林金吾・岡本肇両氏の共同設計が採用されました。

 

 とパンフレットに有り、総工費384万2600円は、当時の大阪府一般会計の年間予算規模の約18%に当たる大事業だったそうで、現在でも本館として使用されている全国一古い都道府県庁舎でもあるそうです。

 府庁本館5階の「正庁の間」から2階に下り、中央の吹き抜けから「大阪府議会」議場見学に向かいます。

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館内いたる所に「須田剋太」の油彩抽象画が展示されています。f:id:jotoyumekoi:20210902134456j:plain

2階から正面玄関エントランス。f:id:jotoyumekoi:20210902134535j:plain

 木村拓哉主演の「HERO」劇場版で、木村拓哉演ずる主人公、検事「久利生公平」が、松本幸四郎演ずるヤメ検弁護士「蒲生一臣」と顔を合わせる、裁判所の場面に使われたスペースです。

玄関の吹き抜けホール。f:id:jotoyumekoi:20210902134601j:plain

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2階「議会議場」にやって来ました。f:id:jotoyumekoi:20210902134619j:plain

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左のドアから入ると永年表彰議員でしょうか、写真が掲げられています。f:id:jotoyumekoi:20210902134704j:plain

手前が職員席、奥に記者席が続きます。f:id:jotoyumekoi:20210902134725j:plain

議場。中2階が一般傍聴席。f:id:jotoyumekoi:20210902134745j:plain

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数年前から、議会質疑などの模様をインターネット中継が行われていまして、そのネット中継席。f:id:jotoyumekoi:20210902134825j:plain

議場正面。中央一段高く議長席。左右上に少しだけスクリーンが見えます。f:id:jotoyumekoi:20210902134846j:plain

議場後方の報道記者席。f:id:jotoyumekoi:20210902134906j:plain

議場をグルッート一回り。f:id:jotoyumekoi:20210902134927j:plain

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一段高く議長席が在り、両脇に知事、副知事など理事者(議員質問に対する説明者)席が並べられています。f:id:jotoyumekoi:20210902135008j:plain

議長席横右側の控室から出ますが、こちらの写真は歴代府議会議長でしょうか。f:id:jotoyumekoi:20210902135028j:plain

議場外。議員一覧表の横ここにも須田剋太画伯の油彩画。f:id:jotoyumekoi:20210902135047j:plain

廊下を移動中。こちらは須田剋太街道をゆく」シリーズ挿絵原画展。f:id:jotoyumekoi:20210902135126j:plain

街道をゆく」は、「司馬遼太郎」の週刊朝日での連載エッセイです。f:id:jotoyumekoi:20210902133705j:plain

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次の見学ポイントへ、1階に下ります。f:id:jotoyumekoi:20210902133724j:plain

大阪府公文書総合センターf:id:jotoyumekoi:20210902133805j:plain

 大阪府公文書総合センター設置要綱第1条に、

 府政に関する多用な情報を収集、提供するとともに、現在使用されている行政文書及び歴史的文書資料類等を広く府民の利用に供する総合窓口として、大阪府公文書総合センターを設置する。


 と在りまして、この辺りにも橋下前知事の、府政全般に対する姿勢が見える様です。
 たしか昨年の4月の開所でしょうか、少し性格の違う部署を情報部門と云う括りで、省力化の意味も含めて纏めようという事ですが、利用する方も慣れるまで少し時間が掛ると思います。

入った印象は、とても狭いなぁ~・・・、と言った処です。f:id:jotoyumekoi:20210902133744j:plain

取り敢えず過去情報と、現情報を分けて有りました。f:id:jotoyumekoi:20210902133824j:plain

公文書館。また時間をかけてユックリ見に来ることにしましょう。f:id:jotoyumekoi:20210902133907j:plain

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真ん中の展示コーナー。
初代大阪府庁舎(旧大阪西町奉行所)から現大手前庁舎の変遷の歴史。f:id:jotoyumekoi:20210902133931j:plain

 西区江之子島時代の大阪府庁は、その特徴的な建物と共に有名ですが、それ以前の数年間、庁舎建物が完成するまで、旧大阪西町奉行所に置かれていました。

こちらのガラスケースは江之子島庁舎と大手前庁舎建築時代の知事と大阪府会の展示。f:id:jotoyumekoi:20210902133954j:plain

府庁廊下。リドリー・スコット監督の映画 「ブラックレイン」の舞台にも成りました。f:id:jotoyumekoi:20210902134013j:plain

南出入口入った所にパン屋さん。f:id:jotoyumekoi:20210902134033j:plain

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見学会もそろそろ終了、玄関正面に回ります。
須田剋太作品と、磨きこまれた壁と床の大理石が見事です。f:id:jotoyumekoi:20210902134113j:plain

最後に、案内役の女性職員から府庁玄関部分の解説を拝聴、本日の見学会は終了です。f:id:jotoyumekoi:20210902134133j:plain

正面2階議場への階段。映画「HERO」の舞台です。f:id:jotoyumekoi:20210902134154j:plain

西区江之子島に存在した先代大阪府庁のブロンズ模型。f:id:jotoyumekoi:20210902134341j:plain

府庁本館正面玄関大扉。f:id:jotoyumekoi:20210902134215j:plain

 映画 「プリンセス・トヨトミ」では、中井貴一扮する大阪国総理大臣 「真田幸一」が、招集した大阪人に演説を行い、堤真一会計検査院第六局副長 「松平元」が狙撃されるシーンの撮影が行われました。

正面玄関柱・紫雲石の彫刻。f:id:jotoyumekoi:20210902134237j:plain

同じく紫雲石の彫刻。f:id:jotoyumekoi:20210902134257j:plain

府庁本館正面玄関上の部分。
下2段の窓が議場部分、上1段目は「正庁の間」ステンドグラスが見えますf:id:jotoyumekoi:20210902134359j:plain

上町筋から大阪府庁本館。f:id:jotoyumekoi:20210902134320j:plain

左から、大阪城西の丸の西北(乾)隅を守る「乾櫓」、大阪府警本部と奥に大阪歴史博物館、右端府庁本館。f:id:jotoyumekoi:20210902134418j:plain