府庁本館活用事業・ひょうたんから独楽(こま)劇場「能 羽衣」鑑賞会の後、大阪府庁本館見学会です。
建築設計は懸賞募集による全国からの81通の設計コンペで平林金吾・岡本肇両氏の共同設計が採用されました。
とパンフレットに有り、総工費384万2600円は、当時の大阪府一般会計の年間予算規模の約18%に当たる大事業だったそうで、現在でも本館として使用されている全国一古い都道府県庁舎でもあるそうです。
府庁本館5階の「正庁の間」から2階に下り、中央の吹き抜けから「大阪府議会」議場見学に向かいます。
館内いたる所に「須田剋太」の油彩抽象画が展示されています。
2階から正面玄関エントランス。
木村拓哉主演の「HERO」劇場版で、木村拓哉演ずる主人公、検事「久利生公平」が、松本幸四郎演ずるヤメ検弁護士「蒲生一臣」と顔を合わせる、裁判所の場面に使われたスペースです。
玄関の吹き抜けホール。
2階「議会議場」にやって来ました。
左のドアから入ると永年表彰議員でしょうか、写真が掲げられています。
手前が職員席、奥に記者席が続きます。
議場。中2階が一般傍聴席。
数年前から、議会質疑などの模様をインターネット中継が行われていまして、そのネット中継席。
議場正面。中央一段高く議長席。左右上に少しだけスクリーンが見えます。
議場後方の報道記者席。
議場をグルッート一回り。
一段高く議長席が在り、両脇に知事、副知事など理事者(議員質問に対する説明者)席が並べられています。
議長席横右側の控室から出ますが、こちらの写真は歴代府議会議長でしょうか。
議場外。議員一覧表の横ここにも須田剋太画伯の油彩画。
廊下を移動中。こちらは須田剋太「街道をゆく」シリーズ挿絵原画展。
「街道をゆく」は、「司馬遼太郎」の週刊朝日での連載エッセイです。
次の見学ポイントへ、1階に下ります。
大阪府公文書総合センター設置要綱第1条に、
と在りまして、この辺りにも橋下前知事の、府政全般に対する姿勢が見える様です。
たしか昨年の4月の開所でしょうか、少し性格の違う部署を情報部門と云う括りで、省力化の意味も含めて纏めようという事ですが、利用する方も慣れるまで少し時間が掛ると思います。
入った印象は、とても狭いなぁ~・・・、と言った処です。
取り敢えず過去情報と、現情報を分けて有りました。
公文書館。また時間をかけてユックリ見に来ることにしましょう。
真ん中の展示コーナー。
初代大阪府庁舎(旧大阪西町奉行所)から現大手前庁舎の変遷の歴史。
西区江之子島時代の大阪府庁は、その特徴的な建物と共に有名ですが、それ以前の数年間、庁舎建物が完成するまで、旧大阪西町奉行所に置かれていました。
こちらのガラスケースは江之子島庁舎と大手前庁舎建築時代の知事と大阪府会の展示。
府庁廊下。リドリー・スコット監督の映画 「ブラックレイン」の舞台にも成りました。
南出入口入った所にパン屋さん。
見学会もそろそろ終了、玄関正面に回ります。
須田剋太作品と、磨きこまれた壁と床の大理石が見事です。
最後に、案内役の女性職員から府庁玄関部分の解説を拝聴、本日の見学会は終了です。
正面2階議場への階段。映画「HERO」の舞台です。
府庁本館正面玄関大扉。
映画 「プリンセス・トヨトミ」では、中井貴一扮する大阪国総理大臣 「真田幸一」が、招集した大阪人に演説を行い、堤真一の会計検査院第六局副長 「松平元」が狙撃されるシーンの撮影が行われました。
正面玄関柱・紫雲石の彫刻。
同じく紫雲石の彫刻。
府庁本館正面玄関上の部分。
下2段の窓が議場部分、上1段目は「正庁の間」ステンドグラスが見えます
上町筋から大阪府庁本館。