初夏の京都 ・洛北パワースポット巡り『御霊神社(上御霊神社)』

 当社は794年「崇道天皇」を祀ったのが始まりで、その後仁明、清和天皇時代をへて7柱が合祀され、863年悪疫退散の御霊会が勅命で催され、国家、皇居、都民守護の社として朝野の崇敬を集ました。

 なお境内の‘御霊の森’は応仁の乱の発端となった地。5月18日の祭日は「鉾」「神輿」「御所車(牛車)」の行列があります。

 「御霊神社」という名前の神社は、日本各地に存在し、御霊信仰に基づきある人物の御霊・怨霊を鎮めるために創建されたものが多い様です。

 

寺町通を東に、「上御霊通」から御霊神社の向かいます。f:id:jotoyumekoi:20210206151011j:plain

御霊神社。f:id:jotoyumekoi:20210206151025j:plain

絵馬堂。f:id:jotoyumekoi:20210206151040j:plain

「福寿稲荷社」参道。f:id:jotoyumekoi:20210206151055j:plain

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「福寿稲荷社」さん拝殿。f:id:jotoyumekoi:20210206151139j:plain

清明心の像」。稲荷社参道横に在ります。f:id:jotoyumekoi:20210206151110j:plain

御霊神社拝殿。f:id:jotoyumekoi:20210206151153j:plain

舞殿の天井両サイドに、「三十六歌仙」の肖像額か掲げられています。f:id:jotoyumekoi:20210206151207j:plain

左下の自然石は、広辞苑編者で有名な「新村 出」の歌碑。f:id:jotoyumekoi:20210206151224j:plain

応仁の乱 勃発の地」 駒札。f:id:jotoyumekoi:20210206151237j:plain

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 京都まち歩きの楽しさは、観光案内にもそれほど取り上げられない町中の寺院、神社にも大変な歴史的ヒストリーが存在し、境内を散策する事でその歴史的空間に触れ、時間を共有する事が出来る事です。

 今回の鞍馬口通から寺町通の上善寺、閑臥庵、天寧寺、西園寺にも言える事で、掲げられた駒札を見れば良く分ります。

 この辺りは、戦災と云えば「応仁の乱」と帰ってくる、京都ならではの「時間の連続性」が感じられます。

 以上、本日は段々と五月に似合わぬ気温となって来た様で、この辺りまでは順調に京都パワースポット巡りが続きますが、この後大変な事に成ります。

 その模様は、洛中パワースポット巡り京都御苑 「春のトンボ池」に続きます。

御霊神社を後に、次のポイントに向かいます。f:id:jotoyumekoi:20210206151305j:plain