天満橋から熊野街道を南に、長堀通と交わる手前で道は路地の様に細く成り石段の途中に、榎ならぬ樹齢650年とも伝えられ楠木正成お手植えとも伝わる御神木の「槐(えんじゅ)」と「巳さん(白蛇)」をお祀りする「榎木大明神」。
戦時中の空襲では、この地で猛火が止まり此処から東は延焼を免れたと言う逸話も残る御神木ですが、昭和の終わり頃に枯れ始め枯死が案じられましたが、山野忠彦樹医の手により蘇りその時に榎ではなく槐であると判明、現在も青々と枝を広げ小説「プリンセス・トヨトミ」の舞台にも成っています。
坂を降りると長堀通。
「巳さん(白蛇)」が祀られたお社。
手前の大きな黒い石は「直木三十五」の文学碑。
長堀通から「榎大明神」。