史遊会の古代史教室見学会 「大和・今井の寺内町と建国伝承地の陵墓をめぐる」昼食後後半「山本山 大師堂」です。
神武天皇陵参道から脇道を西にそれ、畝傍山北麓の森を抜け「山本山 大師堂・惠泉寺」へ。
昔からここは「山本のお大師さん」と呼ばれ、村人が水を乞うた身なりの貧しい僧侶風の旅人に、水不足の中小川の水を恵んだところその旅人は弘法大師で、残していった杖を突くとそこから水が湧き出し、井戸から出た石を祀り井戸の側に小さな祠を建てたのが始まりとされ、同じ様に畝傍山の周辺に六つの井戸が掘られお大師さんの「七ツ井戸」と伝わっていましたが、今でも使用されてるのはこの井戸だけで、その銘水が湧き出す井戸が現存してます。
本堂は江戸末期に建てられたは向拝付き重層宝形造の特徴ある造りで、本堂前の長床几で銘水を頂きながら暫し休憩。
銘水の方は水質検査積みの飲料に適する美味しい水で、今でも冷蔵庫に少し残ってますが濁ることも無く綺麗なままです。
銘水の井戸。
この日は少し暑く持参した飲料は空で、美味しく頂きました。
向拝付き重層宝形造の本堂。良く目立つ特徴ある本堂です。