道修町・大日本住友製薬『アヘン蒸留缶』

 まちライブラリー@大阪府大の帰り、道修町大日本住友製薬のショーウィンドウ展示が充実してました。

 以前は麻薬製造用蒸留缶のみの展示でしたが、濾過機と海老江工場模型、それに液晶デスプレイで映像を流してます。

 日本国は第2次世界大戦が終結するまで、全世界90%のアヘン製造国だったことは意外と知られていません。

 その日本国アヘン製造の原料、ケシ栽培日本国内生産量1928年第1位の和歌山県と第2位の大阪府だけで98%を占め、北摂茨木市辺りでは一面ケシ畑が広がっていたと言われます。

 その一翼を担っていたのが道修町の製薬会社でした。

 処で、第2次世界大戦後市販されてた多くの覚醒剤の代名詞とも言われる「ヒロポン」は、大日本製薬登録商標だったんですね。

 

以前は蒸留缶のみでしたが・・。f:id:jotoyumekoi:20191016001341j:plain

左の物が濾過機。f:id:jotoyumekoi:20191016001350j:plain

日本製薬海老江工場。f:id:jotoyumekoi:20191016001353j:plain

 以前はアヘン蒸留缶の説明が有りましたが、今は蒸留缶とだけの説明版、しかし蒸留缶にはクッキリ「麻薬用」の表示が残ってます。

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