拝殿の天井に住む全長8mの木彫りの龍が出迎えてくれます。
創建年代は不詳ですが、「源平盛衰記」にその名が伺へ1586年10月に、豊臣秀吉が方広寺大仏殿を建立したのに伴い、現在地に遷座したという言い伝えで、もとは少し北の三十三間堂界隈にあったそうで、皇室にゆかりの深い泉涌寺の僧が守るところの社であったとも云われます。
大丸百貨店の礎を築いた下村彦右衛門が熱心に参ったのが縁で、下村家の援助で修復を重ねてきた神社だそうで、現社殿は江戸後期の天保年間の完成、下村家の豊富な資金を背景にした神社という事で、氏子を持たない神社でも有るそうです。
本殿は、北山貴船奥院御社旧殿を移建したものだそうで、京都市指定有形文化財です。
私は、2012年1月辰年の参拝以来の再訪に成りますが、東福寺の喧騒と違い、知る人ぞ知る隠れたパワースポットです。
朱塗りの鳥居の後ろ、全長8m 木彫りの龍が天井に住む舞殿。
舞殿に上がり全長8mの木彫りの龍を拝みます。
お腹を下に天井から吊るされていました。創建時には極彩色に彩られていたそうです。
夜な夜な抜け出し、近くを流れる今熊野川まで水を飲みに行ったそうです。
現在は無く成ってますが、抜け出さない様に網が張って有ったそうです。
自由に無料で龍のお姿を拝観出来ます。
拝所、拝殿から奥に幣殿・本殿と続きます。
祭神は「大己貴命」と「弁財天」「毘沙門天」の三神。
北山貴船奥院御社旧殿を移建した本殿、京都市指定有形文化財。
左右に狛犬とお猿さんの木彫り彫刻が見えます。
拝所横。
本殿右奥に「妙見宮」「金比羅宮」「大丸繁栄・稲荷神社」「愛宕神社」「瀧尾天満宮」が並んでいました。
三嶋神社。奥は拝所。
うなぎを描いた絵馬を奉納すると安産、子授けに御利益があるといわれ、秋篠宮さまがご参拝になったことでも有名になりました。
「大丸呉服店」の大きな絵馬額や写真額が架かる絵馬殿。
「九山新太郎」作の木彫りの彫刻が至る所に施された手水舎。