法性寺は浄土宗西山禅林寺派の寺院、藤原忠平が建立した藤原氏の氏寺として広大な寺域に大伽藍を構え京洛に二十一か寺の一刹に数えられた大寺院でした。
現在の東福寺一帯がその寺域だったそうで、元々東福寺は法性寺の境内に建立された寺院だったようです。
その後は藤原氏の衰退とともに堂塔伽藍は度々の兵火に焼かれ消失、現在の法性寺は明治期に旧名を引き継いで再建された寺院で、本尊の木造千手観音立像は旧法性寺灌頂堂の本尊で国宝指定されています。
小さなお寺ですが、外見からは想像もつかない由緒謂れのある「大」寺院です。
法性寺山門。
最初来た時これを読んで大変驚いた思い出が有ります。
洛陽三十三か所観音霊場二十一番札所には成ってますが、事前にアポを取ってないと入れてくれない様です。