アサヒビール吹田工場見学の帰り、府道14号線沿い当寺の道標に彫られた「聖徳太子御自作 帝釈天」の文字に惹かれ立ち寄る事に。
曹洞宗の禅寺で山号などは無い様ですが、1445年竺山得仙の弟子で、その禅風を頼って集まり来る僧は後を絶たなかったと言われる惟中守勤が開基したと伝わり、室町幕府管領で摂津・丹波・山城・讃岐・土佐の守護・細川高国の禁制や高国の曾祖父・細川持春に関する文書など16世紀の古文書が遺存し、持春の院号「玉林院」にちなみ創建されたとメモ書きが残されているそうです。
境内はそれ程広さは有りませんが、草葺の屋根に保護のため覆いが掛けられた本堂や、吹田市の保存樹が3本存在し名刹にも劣らない雰囲気を醸し出してます。
仏像など一般公開されてる寺院では無い様ですが、山門は開かれていて現住職も細川姓を名乗られていて、細川氏の宗家・嫡流(京兆家)と関係の深かった寺院の様ですね。
参道奥、石段の上に山門。
石段の上に山門。
山門。
山門。
吹田市の保存樹。
本堂。
草葺屋根ですが、保護のため覆いが被せられています。
右、屋根に覆いの懸かった本堂。