京都守護職屋敷跡

 重要文化財 京都府庁旧本館正庁は、幕末京都に置かれた京都守護職上屋敷の在った所でも有り、その職責は京都所司代よりも上席とされ京都と大坂の治安維持にあたり会津藩主・松平容保がその任に当たりました。

 上屋敷は何回か増改築が施され現在の京都府庁旧本館とほぼ同じ敷地面積を占めていたそうで大変豪華な造りだったそうです。

 京都守護職はここ上屋敷以外にも京都市内に数ヶ所屋敷を構え上洛藩士1000名以上と配下の新選組でその任に当たって居た訳ですが、28万石の会津藩と言えどその費用負担は重く新式小銃を必要数揃えるのには薩長に大きく後れを取り、戊辰戦役の多大な人的物的損害に繋がったと言えますね。

 「京都守護職屋敷跡」石碑は、正面玄関扉内右植え込みの内側に説明版と共に建てられて居ます。

 

正面玄関右植え込みの内側に「京都守護職屋敷跡」石碑が在ります。f:id:jotoyumekoi:20201201005327j:plain

京都守護職屋敷跡」石碑。f:id:jotoyumekoi:20201201005303j:plain

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左後方に京都府庁旧本館。f:id:jotoyumekoi:20201201005317j:plain

 旧本館正庁中庭には中央の「祇園しだれ桜」の周りに松平容保に因んで名付けられた新種の「容保桜」と、HNK大河ドラマ「八重の桜」で主役を務めた「綾瀬はるか」さん手植えで同じく新種の桜「はるか桜」植えられてます。

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京都府庁旧本館。f:id:jotoyumekoi:20201201005238j:plain